2012年6月21日(木)
ミシガン州ランシング ― ミシガン州の最高裁は、21歳以上の市民に対する大麻所持罪の廃止を盛り込んだ市民投票法案について、デトロイト市の選挙管理委員会が有権者の決定を阻止するのは無効だとの判決を下した。
同州最高裁は、Coalition for a Safer Detroit(訳注: デトロイト市の重大犯罪に関わる警察業務を支援する市民団体)が提出した投票案件を無効にするために同市の庶務課と選挙管理委員会が起こした不服申し立ての再審理を却下した。
同団体は2010年、法案を市民投票にかけるため、登録有権者から6,000以上の署名を集めたが、法案が州の対薬物法に反するという当時の選挙管理委員会の申し立てにより、投票はおこなわれなかった。
ミシガン州控訴裁判所は今年2月、デトロイトの選挙管理委員会が2010年に有権者の投票機会を奪った際に不正行為をおこなったという判決を2対1で下した。判決では、「原告は、発案を市民投票にかける法的権利を有していた」とされた。
同州最高裁の判決は、控訴裁判所の決定を支持するもの。デトロイトの有権者らは今年11月、法案についての決定を下す。
Coalition for a Safer Detroitの理事長で前NORMLミシガン支部長のティム・ベック氏は、今回の判決についてのコメントで、「今回の判決は大麻のことだけではありませんでした。もし裁判で負けていれば、ミシガン州の発案過程自体が州全体で意味のないものになっていたでしょう」と語った。
同氏は続けた。「11月は、デトロイトの大麻愛好家が大勝利を収めると思います」
詳しい情報は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://saferdetroit.net/
Source: NORML News
Michigan: Supreme Court Says Detroit Voters Can Decide On Marijuana Legalization Ballot Measure
Thursday, 21 June 2012
翻訳:bongyo
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