事故で負傷したオランダ人ドライバーからTHCはほとんど検出されないとの研究報告

投稿日時 2012-09-04 | カテゴリ: NORML News

2012年4月12日(木)

ベルギー ゲント ― ジャーナル『犯罪科学 国際版』(Forensic Science International)で公表されるデータによると、ベルギー人のドライバーは、オランダ人ドライバーに比べ、交通事故で負傷等をした際、体内からアルコールや薬物が検出される傾向が断然に強いという。


ベルギーとオランダの研究者らはこのたび、交通事故で重傷を負った18歳以上の計535名のドライバー(ベルギー人348名、オランダ人187名)の血液中におけるアルコールや合法・非合法薬物の含有率を評価研究、比較した。

研究者らは、「ベルギーでは、事故で負傷したドライバーのうち、アルコールや薬物に陽性反応を示した人がオランダに比べて多いことが判明した。・・・両国のドライバーについて、アルコールが最も多く検出された(ベルギー人42.5%、オランダ人29.6%)。・・・ベルギーでは・・・事故後、THCに陽性反応を示したドライバーがより多く(8%)、・・・オランダではほとんど見られなかった(0.5%)」と報告。

「標本となったドライバー全体について、オランダでは、ベルギーに比べて年齢が若く、男性比が多かったことなどから」、この結果を「注目に値する」とした。またドライバー全体の間での大麻の使用については、ベルギー人よりオランダ人にはるかにポピュラーなことにも言及した(ベルギー0.49%、オランダ2.1%)。

結論は、「アルコールが検出されたオランダ人の対全体比がベルギー人のそれに比べて低いのは、オランダでは、交通事故自体、およびその死者や負傷者の数がより少ないからだ。・・・驚いたことに、オランダでは、自動車を運転する人口全体で大麻使用者が多いにも関わらず、交通事故負傷者にTHCはほとんど検出されなかった」としている。

詳しい情報は、NORML 副理事長ポール・アルメンターノ(メール paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Prevalence of alcohol and other psychoactive substances in injured drivers: Comparison between Belgium and the Netherlands" は、Forensic Science International に掲載されます。
NORML のホワイトペーパー "Cannabis and Driving: A Scientific and Rational Review" は、以下のウェブサイトをご覧ください。http://norml.org/library/item/cannabis-and-driving-a-scientific-and-rational-review

Source: NORML News
Study: THC Seldom Detected In Injured Dutch Drivers
Thursday, 12 April 2012

翻訳とコメント:bongyo
まったく。大麻はむしろ慎重になりすぎて、後ろにいらつかれたりってことないですか。合法の国におられる方?





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