サル・パラダイス
ローリングストーン日本版 10月号
リック・ロス
愛すべきヒップホップの新ボス誕生
リック・ロスのインタビュー
この巨漢のヒップホップ界の大ボスは、ドラッグ販売からのし上がっており、今や車40台を所有する大金持ちだ。
と同時にマリファナをこよなく愛することで有名なチェーンスモーカーだ。
彼はマリファナのことをこんなふうに言う。
「これは、緑のキャビア。ちょっとしたバカンスさ。」
なんかいいでしょ。
リック・ロスの付き人にはジョイントを巻くだけが仕事のものがおり、リックは最高にハイなのを1時間に3本も4本も吸う。
インタヴュアーが「決まりすぎたときはどうしてるんですか?」と質問すると、一瞬ポカンとして、「言ってる意味がわかんねえ。」と答える。
で、この号、ベスト・コーストのキュートなボーカル、ベサニー・コサンティーノのインタヴューも載ってて、彼女、極度の不安症なんだそうな。
「朝起きてマリファナに火をつけて、一日吸いっぱなしの時もあった。でも、今はそうはしない。不安を減らすために、マリファナを吸ってたんだけど、実際はマリファナは不安を増幅させることに気がついたの。」
そうだよね、ここがマリファナ、つまり大麻が酒と違うとこなんだけど、吸うときの気分のベクトルをそのまま伸ばす。
だから常にハッピイなときに使用するもので、不安や恐怖をかかえてるときには手を出すべきではない。
よく、日本の週刊誌なんかが芸能人がプレッシャーから大麻に手を出したとか、自分の弱さゆえに大麻にはしったなんて記事書いてたりするけど、大麻のことちゃんと知ってる人にはこれはピンとこない。
なぜなら、大麻は常にポジティブに使用するものだから。
それにしても、アメリカって、インタヴューでこんなに堂々とマリファナのこと発言するんだねえ、なんかすがすがしいよ。
|