2012年8月2日(木)
ワシントンDC - 刑事司法統計原典(Sourcebook of Criminal Justice Statistics)で公表された連邦麻薬取締局(DEA)提供の統計によると、栽培されていた大麻草の全押収量は、2010年と2011年の2年間で、35%減少したという。
2011年度のデータでは、DEAの全国大麻撲滅・弾圧プログラム(Domestic Cannabis Eradication/Suppression Program)の下、670万株もの大麻草が押収されたことがわかる。この数字は、2006年以降の年次データで最も低く、DEAの報告では1,030万株もの大麻草が押収された2010年から35%の減少だ。
年ごとに減少したのは、カリフォルニア州で押収された大麻の総数が減少したことによるところが大きい。DEAは2010年、カリフォルニア州で押収された大麻草は740万株に及んだが、2011年には400万株を少し下回ったと報告している。
2011年に米国内で押収されたすべての大麻草の約60%は、カリフォルニア産だった。DEAの報告ではさらに、同州での撲滅キャンペーンにより、1,100万ドル相当以上の量を押収したとしている。また国内全体では、大麻撲滅・弾圧プログラムに係る4,200万ドル相当の大麻草を押収したしている。
連邦会計検査院(GAO)による2012年6月の報告によると、オバマ政権下における司法省の資産没収活動用の資金は、2003年の5億ドルから、2011年には18億ドルに増加し、過去最高となった。また、そのうち7,900万ドルがカリフォルニアの検察当局に支払われており、その額は全州で最高で、連邦当局の強制捜索や強制押収などの応援費用だった。
司法省はこの数ヶ月間、カリフォルニア州で最も規模が大きく有名なハーバー・サイド・ヘルス・センターなど、多くの医療大麻ディスペンサリーの物件を資産没収のターゲットにしている。
詳しい情報は、NORML理事長アレン・セント・ピエール(電話(202) 483-5500)、またはNORML副理事長ポール・アルメンターノ(メールpaul@norml.org)にお問い合わせください。
Source: NORML News
DEA: Marijuana Plant Seizures Down 35 Percent Nationwide
Thursday, 02 August 2012
翻訳とコメント:bongyo
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