ニュージャージー州:二年前に成立した薬用大麻法を州が施行していないとしてNORML所属弁護士が行政訴訟を起こす

投稿日時 2012-11-04 | カテゴリ: NORML News

2012年4月12日 木曜日
ニュージャージー州トレントン: NORML法務委員会は昨日、ニュージャージー州当局が「恩情ある薬用大麻法」を施行していない事を理由に、州を相手取って提訴した。


2010年1月18日に前任の州知事ジョン・コージンの署名を以って成立した法律、州内に六ヶ所までの「代替医療センター」を開設し、許可を得た患者に薬用大麻を提供するという法律は、本来ならば同年7月より施行される事になっていた。しかしながら州当局は現州知事クリス・クリスティーの命令を受けて、当時より法の施行を不当に延期したまま現在に至っている。

この法案が成立してから既に27ヶ月が経過しているが、営利事業を行うに当って必要な認可を得られた診療所は未だに一つも存在せず、またニュージャージー州に住む患者のうちこの法律による法的保護を得られている者はただの一人も居ない。

4月4日水曜、NORML法務委員会に所属するムーアズタウン行政区のウィリアム H. バックマン弁護士およびブリック行政区のアン M. デイヴィスは、ニュージャージー州の法律の下で大麻を使用する為の許可を得たある患者の代理人として提訴した。またこの訴訟では州で薬用大麻の使用を推薦できるものとして登録されたある医師をも代理している。訴状では保健社会福祉局 (DHSS) の局長であるマリー・オダウド、および薬用大麻プログラムの新任責任者であるジョーン・オブライアンが名指しされている。

バックマン弁護士はプレスリリースの中で次のように述べている。「本日我々は、他の全ての市民が為さねばならぬ事を DHHS に対しても要求する為に、これを相手取って提訴する。その義務とは法に従う事である。」

またデイヴィスは次のように付け加えた。「AIDS、癌、多発性硬化症、その他最も深刻な健康状態にある我々の隣人は、議会にて証言を行い、そして法律を改正した。ところが今や患者と医師は、既に与えられたはずの権利を勝ち取る為に裁判所へ赴く羽目になっている。」

現在、州の認可を得て運営されている薬用大麻ディスペンザリーはコロラド州、メーン州、ニューメキシコ州に存在する。

より詳しい情報については、NORML 顧問弁護士キース・ストロープ (202)483-5500 にお問い合わせ下さい。ウィリアム・バックマン弁護士の連絡先は(856) 608-9797、アン・デイヴィスの連絡先は (732) 477-4700 です。

Source: NORML News
New Jersey: NORML Lawyers File Constitutional Lawsuit Over State's Failure To Implement Two-Year-Old Medical Cannabis Law
Thursday, 12 April 2012

翻訳:PHO





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