サル・パラダイス
宝島 2012年 12月号
潜入!タブー地帯
東京発 歌舞伎町脱法ハーブ最前線を歩く
東京には脱法ハーブを扱ってるお店が70店ほどあって、新宿歌舞伎町で10数店だそうだ。
で、そこを取材してるんだけど、「吸って大丈夫ですか?」と店員にたずねると、「これは観賞用、お香として使うので吸わないでください。」と言われたそうです。
まあ、そういう扱いなので、薬事法で取り締まるのがなかなか難しいとのことです。
ただ、けっこう問題多いですよねえ、アメリカでは、通称バスソルトと言われる薬物で殺人や、死亡といった事件がおこっているそうです。
そういった薬品が含まれてる可能性もあるし、脱法ハーブのまじこわいところは何が入ってるかわからないところ。
ただ、日本でこれに関して車の事故やら、死亡やらの事故が起こった時、なぜそれは何という脱法ハーブで、薬品としては何と明らかにせず、ただ脱法ハーブでくくって発表するのでしょうか。
警察の発表姿勢というか、マスコミの追及姿勢というか、ちょっと疑問をもちます。
脱法であろうと今のところ合法であるかぎり、一般人がそういったものに手をだす状況にあるのだから、そこは明らかにするべきじゃないでしょうか。第2、第3の事故を防ぐためにね。
あるいは、脱法ハーブという物自体を抹殺したいと思っているのかもしれないけれど、これだけブームとなって、新しいハーブが次々に登場する中、もう完全になくすのは難しいとオレは思う。
であれば、発想を変えて、脱法ハーブの中で健康的に比較的安全なものをいくつかピックアップして、それは認めて世間的に発表すればいいんじゃないかな。
そうすれば、使用者は危険なものを避けることができて、事故自体は減るわけです。
で、比較的安全という言葉が気になると思いますが、オレはね、さらに考えを進めてね、ね、わかるでしょう。
そうです、最終的には酒やたばこと比較して体にダメージもなく、歴史的にも悲惨な事故も起こしていない大麻を合法にして販売等をある程度自由にすれば、この問題は解決するわけです。
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