脱法ドラッグ吸飲者が見る「おぞましき幻覚」 SPA 11/20-27号

投稿日時 2012-11-16 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

サル・パラダイス

SPA 11/20-27号
〔効き目は非合法モノ以上〕 脱法ドラッグ吸飲者が見る「おぞましき幻覚」

ここでいう非合法モノとは、大麻、覚せい剤、ヘロイン等です。脱法ドラッグは今やそれ以上の効き目があるといってるわけ。

事件もけっこう起こってますよねえ。最悪なのは、愛知県で起こった脱法ドラッグをやって車を運転し、16歳の女子高生をひき殺してしまった事件。


他にも脱法ドラッグを吸った男性が半裸で小学校に侵入し女児にけがを負わせたり、吸った男性が車で暴走したり、まあ小さなところでは、暴れたり、調子悪くなって救急車呼んだり、ねえ。

覚せい剤、ヘロイン、コカインは別として、もはや誰が見ても、危険で禁止すべきは大麻でなくて、脱法ドラッグではないでしょうか。
私は、やっていいこととよくないことを判断するうえで、人様に迷惑をかけるかどうかで決めています。

そこへいくと、脱法ドラッグは他人を巻き込んだ事件が発生しているのでよくないですよね。全部の脱法ドラッグではないだろうけどね。

それに、おそらく使用者の体を蝕んでいる。
大麻では、歴史上そういう事件が起こったと聞いたことがないのでいいと思います。体にも酒やたばこよりは悪くないと言われております。

まあ、この4ページの記事で、けっこう脱法ドラッグの事情よくわかるので、興味ある方は読んでほしい。大まかにいうと、ハーブは合成カンナビノイドによるもので、ダウナー系。
それに対して、パウダー、リキッドは気分が高揚するアッパー系とのこと。

ただ、最近のは効き目がすごくて、テンションあがりっぱなし、それ以上になると吐き気がとまらなくなったり、さらには幻聴、幻覚に襲われるとなるみたい。

非合法ドラッグ使用者の感想というのも載っていて、覚せい剤をやっていた元暴力団構成員の人は、「S」というパウダーは、吸ったらシャブと同じか、それ以上の高揚感があった。こんなモノが数千円で買えるなんて、世の中にアナウンスしないほうがいいと思う。だって。

まあ、もしやることになったら、脱法だからとか合法だからとか甘くみないで、臆病に少量少量でやったほうがいいということだ。

ただね、わりと簡単にできることに気付いた一般人が脱法ドラッグ製作にかかわったり、前は割と効能別に分けて使用してたのが、禁止で使用できなくなったことで、パウダーの成分をそのままハーブにぶっかけたりとけっこうむちゃくちゃになってきてること、前なら海外で出たものがしばらくして日本にきてたのが、最近はほとんどタイムラグがないらしいということ。それらを考えると、これからはほんと何がでてくるかわからない状況みたい。

さて、ここで、政治と法律はこの問題にどのように介入すべきなのでしょう。
方法は2つと思います。

(1)は、今まで通り、地道に新しいのが出てはたたくいたちごっこを繰り返し、時がたてばことはおさまるとしてそのままみていく。

(2)は、大麻、覚せい剤等も含めて、脱法ドラッグの正確な情報を国民に開示し、何が悪くて悪くないか第3者機関等で検討し、いいものは解禁し、悪いものはそのまま禁止して取り締まっていく。

(1)は、まあ今までの日本の手法ですよね。一見、正攻法で正論ですが、今までいろいろ指摘してきた通り、この方法では、はっきりいって問題は解決できないと思います。
だいたい、こないだの原発の問題もそうだったじゃないですか。何か悲惨な事故が起きてから対処する。そして、しょうがなかったと誰も責任をとらない。これは、ごめんこうむりたい。

(2)の方法、これは、オランダの進歩的な政策がそうでしたよね。あまり害のない(というか全く害がないと思うが)大麻は解禁してしまい、ヘロイン、コカイン等にしぼって取締をする。さらには、正確なドラッグの情報開示、教育をしていく。
ポルトガル、スペイン、メキシコ、カナダ等、世界の先進国の流れはもうこうです。
アメリカも2州で合法となり、いよいよ大麻解禁へと舵をきるのでしょう。

さあ、どちらの方法をとるべきですか。それも、間近に迫っていると思われる悲惨な事故が起こる前に。

今の状況がどうであるか、もうちょっとわかりやすく説明しますね。
ある青年がパーティーでハイを求めて、大麻のつもりで脱法ハーブを吸ったら、それが覚せい剤級のもので、過剰摂取してしまい、錯乱してまわりの何人かを殺してしまった。そんな事件が明日にも起こる状況です。

アメリカではバスソルトでそういった事件が起きてるようです。それは、殺した人の顔の肉を剥いで食べたそうだから、もっとひどいか。





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