2012年10月18日 木曜日
カリフォルニア州オークランド市: オークランド市は、先週、連邦政府による、州で一番大きい大麻ディスペンサリのハーバーサイドヘルスセンターに関わる資産を没収する試みを止めさせる法的措置を講じた。7月、カリフォルニア北部担当の連邦検事のメリンダ・ハーグは、ハーバーサイドが州許可の患者に大麻を供給することは連邦法に違反していると主張し、ディスペンサリの閉鎖と資産の没収の為、裁判申し立てをおこなった。
10月10日水曜日、オークランド市は、連邦政府がハーバーサイドの資産を没収しないようにする為に、連邦地方裁判所に告訴した。ハーバーサイドはオークランド市によって、運営を許可されている。
オークランド市の申し立ては、次のように主張している。連邦政府は、長年、ハーバーサイドの活動を認識しており、司法省はもっと早く民事没収の為の法的措置を講じる法的義務があった。
本件でオークランド市の代理をしているモリソン・フォレスター(世界規模に展開している弁護士事務所)の弁護士であるセドリック・チャオは次のように述べた。「連邦政府が、出訴期限法の範囲を超えて(出訴期限法を無視して)、没収措置に着手するのはその権威を超えた強行である。・・・更に、ディスペンサリと医療患者が州法を遵守しさえすれば、ディスペンサリの運営は許可されるということを、連邦政府は長年、その言動で示してきた。オークランド市はこれまで、当然そのような言質に信頼を置いており、連邦によるオークランドの医療大麻プログラムの妨害は禁止すべきである」。
同市の申し立ては、1998年の上訴裁判所の次の判例を引用する。上訴裁判所は、連邦政府が、5年以上に渡り大麻ディスペンサリの違法性を認識しており、またその際、処置を講じ損ねた為、米通貨にして500,000ドルを超える没収はできないと決定した。「シンシナティ市の連邦第六巡回区控訴裁判所は次のように言及した。出訴期限法の下、連邦政府が大麻ディスペンサリの運営という罪が犯されていたことを知っていた、また知っていたに違いない当時から没収を試みるまでに5年間費やしており、出訴期限まで半年遅かった。」とサンフランシスコ・クロニクル紙は、報告した。
オークランド市の代理人であるバーバラ・パーカーはプレスリリースで次のように付け加えた。「この訴訟は、合法的に許可された医療患者を守ることである。連邦政府が、このような権利を否定し、深刻な病を患う何千ものカリフォルニアの住民から、安全で、安価で、効果的な薬の利用を奪おうとしていることに私は、深く失望している」。
American for Safe Access(オークランドを拠点とした医療大麻専門機関)がまとめた集計によると、 この一年で、カリフォルニア州の連邦検事は、300通以上の脅迫状を州中のディスペンサリ貸主に送っており、結果として400店以上のディスペンサリが閉鎖した。
8月、女性下院議員のバーバラ・リー(民主党・加州)は8人の共同提案者と共に、下院法案6335号(医療大麻財産保護法案)を提議した。その内容としては、州法によって管理された医療大麻に関する運営によって不動産を民事没収から免れさせるために、連邦政府の規制物質法を修正する。この法案は、現在、犯罪、テロリズムそして国土安全保障の下院小委員会の承認待ちであるが、11月の選挙の前に議員たちから議論の声は上がりそうにもない。
更に詳しい情報は、オークランド市のウェブサイトのオークランド市弁護事務所:http://www.oaklandcityattorney.org/ まで。
Source: NORML NEWS
City Of Oakland Takes Legal Action To Halt Feds' Forfeiture Effort Against State's Largest Cannabis Dispensary
Thursday, 18 October 2012
翻訳:みつ
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