2011年 大麻による逮捕は減少したが違法薬物違反では未だ半数を占める

投稿日時 2013-02-26 | カテゴリ: NORML News

2012年10月29日(月)
ワシントンDC:本日発表された 米連邦捜査局の年鑑、統一犯罪報告(Uniform Crime Report)によると、警察は2011年、大麻関連の罪で757,969人を逮捕したという。その総数はここ数年より減少。2006年から2010年までの間、警察は、大麻違反で毎年800,000人以上を逮捕している。


報告によると、全米における大麻での逮捕者数は、違法薬物違反の全逮捕者の半分。また、全ての薬物違反の約43%が大麻の所持だった。

NORML副理事長ポール・アルメンターノは、次のように述べた。「過去数年と変わらず、少量の大麻所持の逮捕により、いわゆる『麻薬戦争』は今だ盛んな状態です。・・・大麻の禁止は、納税者に財政上の負担を強いているだけでなく、市民の自由を侵害し、法の軽視を生み、大麻の薬用特性についての正当な研究の妨害になり、有色人コミュニティに偏って影響しています。今こそ、大麻を非難するのを止め、タバコやアルコールよりも安全な嗜好品を選んだいうだけで数百万の国民を犯罪者として扱うのを止める時です」。

2011年に大麻法違反で逮捕された人々のうち、663,032名(86%)は、所持のみに関わる罪だった。残りの94,937名は、ほぼ全ての栽培罪を含む分類、『製造・販売』の罪で告発されている。

地域別では、大麻の逮捕者の割合が最も高いのが中西部で、薬物事犯全体の61%、最も低いのが西部で、全体の29%程度だった。

11月6日火曜日、コロラド、オレゴン、ワシントンの3州の有権者らは、成人による大麻の個人的な所持と制度化した販売を可能にするための州全体の投票法案に決定を下す。なお、コロラドとワシントンの2州の世論では、法案賛成が2桁差で優勢となっている。

ギャラップ社、ラスムッセン社、ハフィントン・ポスト紙、アンガス・リード社による全国の世論調査では、現在、成人による大麻使用の合法化を支持する国民は、禁止の維持を支持する国民を上回っていることがわかっている。

詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(メール:paul@norml.org)にお問い合わせください。

Source: NORML News
Marijuana Arrests Decline In 2011, But Still Total Half Of All Illicit Drug Violations
Monday, 29 October 2012


翻訳:bongyo





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