シャブ並みの脱法ハーブが流通!脱法ドラッグのキケンな市場原理 サイゾー2013年2月号

投稿日時 2013-03-13 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

サル・パラダイス

サイゾー2013年2月号
シャブ並みの脱法ハーブが流通!精神を破壊するクスリは規制不可能?
脱法ドラッグのキケンな市場原理

 

「2012年は脱法ドラッグのパンデミックだった」石丸元章氏は言う。
また、別の箇所で磯部涼氏が、“脱法ドラッグ”は2012年の裏流行語大賞だとも言う。

昨年はそんなふうに脱法ドラッグが世間を席捲した年だったよね。
それまで個人の問題であったはずの脱法ドラッグが、広く社会的な問題として認知され始めた年だったと言っていいだろうって。

石丸元章氏は、脱法ドラッグの依存を治すため10週間の治療を受けている。
「精神医療センターには、同じ原因で入ってきた人が5~6人いましたが、彼らが共通して言っていたのは、“脱法ドラッグがこんなに強いものだとは思わなかった”ということです。」
脱法ドラッグに関しての説明はもういいと思いますが、当初合成カンナビノイドから始まったそれは、規制とのイタチゴッコを繰り返すうち、大麻とは似ても似つかないものになってしまった。

臨床実験も行われない、業者の競争激化でより魅力的にと強い成分を混ぜ始める、さらには薬事法対策で摂取するなと注意書きし客にその効果を説明できない。

今や脱法ドラッグは、完全にブラックボックス化しています。というかびっくり箱です。何が出るかは吸ってからのお楽しみ、というかお苦しみ。

あまりにも陰惨なため、マスメディアではほとんど報道されず、ネットを中心に話題になった事件がある。バスソルトという脱法パウダーが原因で狂暴化し、生きている人間の顔面をくいちぎったとされるマイアミの事件だ。

さあどうする石丸元章、でもないけどさあ。

「酩酊は文化的な行為、ただ一般人にはリスクが高い。なので脱法ドラッグの捕まらないってことはそうとう魅力。それらとうまく付き合うべくイベントをはじめたが、α―PVPはあまりに強すぎた。」

今年の2月に脱法ドラッグの包括指定が導入される予定、っていうか3月だからもう導入されたのかな、どうなんでしょう、で、これによって脱法ドラッグは追いつめられるだろうと石丸氏は考える。

「ただね、すでに依存の人はどうするの?この国は、捕まえても、治療はしない。それでいて、薬物犯罪は再犯率が高いなどとのたまう。自分は、取り残された彼らのために、今回の入院の経験を本にしようと思っています」とのこと。

しかし、業界では指定薬物が入っていても検出に引っかからないための新たな脱法技術が発達しつつあるのだという。

さあ、鏡をひっくり返して違法ドラッグの話をしましょうか。
この号のサイゾー最後のページの花くまゆうさくさんの漫画、去年のニュースをふりかえってる。最後のコマで、「アメリカはワシントン州が大麻解禁ですって。コロラドも。」って紹介してる。

違法である大麻では前の文のようなおどろおどろしい事件は聞いたことがない。
合法である脱法ドラッグで事件続出の一方、違法である大麻では摂取による悲惨な事件というものを耳にしたことがない。

この状況をどのように我々は理解するべきなのだろう。みなさんは理解できるのですよね。
もう少し、客観的に見れる立場の人、たとえば宇宙人さんにはこれは理解不能と思います。





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