大麻収穫祭に行ってきました[ニュージーランドの産業大麻]

投稿日時 2013-03-28 | カテゴリ: ニュージーランドから サムライ・シーズ

by サムライ・シーズ (THC Japan NZ)

2013年3月23・24日
ニュージーランド ワイカト地方某所


33エーカー程(1エーカー=4046㎡)の農地にびっしりと生えた黄金色の植物。
種はすでに収穫されていて2mほどの麻の茎を刈り取るのが今回のイベントだ。

当初100人ほど招待していたヘンプ収穫祭は30人ほどしか集まらなかった。

 

農園オーナーのデープさんはニュージーンランド人でイギリス人の奥さんアンさんと他の家族と一緒に2年前、麻の栽培免許を取得。酪農を予定していた知人が都合で出来なくなった為、2年間のリースで借りてヘンプ・ファーム・ニュージーランド(HempFarmNZ)をOPEN。以来、麻の実から食用油を製造・販売している。

ニュージーランドは意外にも2006年より産業用の麻は栽培が可能になったばかりで免許保持者は数人だけ。

毎年更新なので年々減っているのは日本と同じようです。ただ比較的かんたんに取れるこの免許は逆に日本の農家の方々に魅力的だと思います。

 

年間を通して寒暖差の少ない気候で日本と似た火山群島は紫外線もたっぷりあり夏の日照時間は15時間と農作物によっては日本よりも好条件でできます。

畑の中にテントで宿営、果てしなく立ち並んだ麻を手で引き抜いていく(動画参照)作業じたいはごく単純、『引き抜いて集めて結ぶ』ただそれだけ・・・

都市社会の消費生活に慣れきってしまった私は大自然での生産作業に満足感でいっぱいになった。

給与が銀行振り込みで口座の中で数字だけが上下する収支形態とは違い自給自足だ。
やった分だけ返ってくるが技術やノウハウはもちろん、天候や風土の変化でさえ収穫量を変える。最悪ゼロのリスクもある。
ただそれは都市生活も同じリスクでいつリストラや勤務先の倒産・最近だと通勤中に通り魔に遭うかもわからない。
どちらをも選択の自由だと思うが東京で生まれ育った私には前者が魅力的に映った。

 

オーストラリアとイギリスそして日本からのボランティアで構成された今回の収穫祭の最大の収穫は『人脈』だった。
福島へ植麻するアイデアや燃料・建材・加工食品など麻の活用法から栽培・流通の仕組みや医療・嗜好として利用するための人権問題まで焚き火を囲んで話し合った。

最後に晩夏という意味を持つ季語を使って一句。

麻刈りて都暮らしが長すぎて・・・・・・おあとがよろしいようで

※編集部注:大麻報道センターより重大発表!サムライ・シーズさんの記事に登場するヘンプ・ファーム・ニュージーランドさんのご協力により、日本にいながらニュージーランドの大麻免許を取得することが可能になりました。今回掲載しきれなかった写真とともに、近日中にもう少し詳しい情報をお伝えします。乞うご期待!





大麻報道センターにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://asayake.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=3012