赤星栄志氏への公開質問シーズン1-4 赤星さんからの再回答

投稿日時 2013-04-10 | カテゴリ: 赤星栄志氏との対話

赤星さんからの再回答です。4月9日23:15着信


白坂さま

赤星です。下記に回答します。


1-1.大麻が原因の症状はほとんどないなら、「大麻専門のトリートメント・センター」が成立する現実はないということではありませんか?

大麻以外で実践されているダルクのような薬物依存症のケアと治療という目的とは異なる形で大麻専門のものが成立すると思います。

1-2.そもそも、赤星さん自身が「大麻が直接の由来の症状はほとんどない」と言っているのに、どうして症例を集めることができるのですか? 症例がないという症例を集めるのですか?

日本国内においても症例がないという事例を集めて、研究論文としてまとめてみる。大麻を直接使った臨床試験ができなくても、今すぐできることの一つとして考えています。海外の質の高い論文で反論することも大事ですし、日本国内でも、研究することは大事だと思っています。

大麻取締法の不備を指摘するために、様々な分野の方が様々な方法で実施することが大切だと思っています。私は、常にこんなアイデアもあるよという形で情報発信しているのです(アイデア段階でボツとなる企画もたくさんあります)。

当然ですが、本提案は、協力してくれる精神科医と症例報告に協力してくれる人とそれをコーディネートする人がいないとできない企画です。

私が個人的に症例報告に少しこだわっている理由は、現代西洋医学の価値観が、科学的根拠に基づく医療(エビデンスベース)であるからです。このような価値観は、一般向けではなく、医療従事者や政策決定権をもつ政治家などの専門家のことを念頭においているからです。

EBM(科学的根拠に基づく医療)と印象操作
~大麻草の記事を読むの巻~
http://www.hemp-revo.net/report/1209.html

現在の医療用医薬品は、全てランダム化比較試験(RCT)で有効性が確認されたものレベル(7)です。
現代西洋医学においては、「医療大麻でガンが治りました!」という体験談レベル(1)や、医療大麻を使った患者をたくさん診ていた医師が「医療大麻は有効な治療になる!」という意見レベル(1)は、信頼性が低いものと見なされ、もっと信頼性の高いデータないの???と言われてしまう現実があると思っています。

ちなみに、症例報告だとレベル(3)なのです。

2-1.「大麻専門のトリートメント・センター」が、なんでアルコール依存や他の薬物依存者の話になっているのですか?

最初のアイデア出しの段階で、大麻でトリートすることは出ていました。いつの間にかではありません。

2-2.よい名前を募集してるんですか?「大麻専門のアルコール・他の薬物 医療大麻トリートメント・センター」はどうですか?

よいと思います。トリートメントセンター長をしたい方にも私からお伝えしておきます。

4-1.今度会ったとき、殴ってもいいですか?

大麻報道センターに参加されている方は、勇気のあるすばらしい方々と思っています。

一定の支持層がないと法律改正までたどり着けませんので、活動に参加する人や賛同者を増やすにはどうすればよいのか? 

「働きアリの法則」が当てはまりにくい事情があるのは十分わかりますが、もう少しアクティブに動く人が「働きアリの法則」のようにいても良いと率直に思っただけです。これは、大麻報道センターに限らず、様々な大麻グループにも共通であり、大きな課題だと認識しています。それが無神経と捉えらてしまったことは反省します。

私のようなものを殴る価値があるかどうかさえ不明ですが、平手一発なら受け入れます。

誤解の多い企画はやめてほしいということですが、次の検証委員会の幹事会で相談して決めます。





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