赤星栄志氏への公開質問シーズン1-5 赤星さんへの再々質問

投稿日時 2013-04-10 | カテゴリ: 赤星栄志氏との対話

赤星さん

この企画の提案者として白紙撤回するかと思いましたが、そうでもないようですね。わかりました。議論を続けましょう。


1-1.大麻が原因の症状はほとんどないなら、「大麻専門のトリートメント・センター」が成立する現実はないということではありませんか?

大麻以外で実践されているダルクのような薬物依存症のケアと治療という目的とは異なる形で大麻専門のものが成立すると思います。

ダルクは大麻以外で実践しているわけではありませんよ。違法か合法かを問わず、薬物依存一般に対応しています。NHKは今でもネット配信している「大麻の怖さ知っていますか?」という教育番組で、大麻依存者の入所先として群馬ダルクを紹介しています。が、私の取材に対し、同施設の所長は大麻だけで依存症になった人はいないと答えています。

◆【徹頭徹尾デタラメ】NHK「大麻の怖さ 知っていますか?」【ニコニコTHC】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19853690

1-1-1.何を根拠に「大麻以外で実践されているダルク」と言っているのですか?

「ダルクのような薬物依存のケアと治療という目的とは異なる形で大麻専門のものが成立する」とのことですが、意味が分かりません。

1-1-2.「大麻専門のもの」がどのような目的で成立するのですか?「逮捕された方の心理的ダメージのケア」は大麻とは関係ありませんので。

1-2.そもそも、赤星さん自身が「大麻が直接の由来の症状はほとんどない」と言っているのに、どうして症例を集めることができるのですか? 症例がないという症例を集めるのですか?

日本国内においても症例がないという事例を集めて、研究論文としてまとめてみる。

赤星さん、言ってることがめちゃくちゃですよ。赤星さんは、日本国内でも症例があるとして、わんさか書名を羅列したんでしょ?

精神医学分野の研究においても症例報告という形で大麻依存者の論文があります。
例えば次のようなものです。

大麻精神病と大麻乱用後に発症した統合失調症の違い
新川 祐利 , 梅津 寛 , 大島 健一
精神医学 54(9), 881-888, 2012-09

大麻誘発性精神障害と考えられた1症例
加藤 悦史 , 杉浦 明夫 , 河田 晃
精神医学 54(1), 49-51, 2012-01

Brain Science(85)大麻乱用による薬物依存形成と精神疾患
舩田 正彦
精神科 18(1), 61-66, 2011-01

大麻 (特集 薬物依存症--薬物依存症のトレンド) -- (薬物依存症の臨床各論--最新動向)
森岡 徳光 , 神田 博史 , 仲田 義啓
日本臨床 68(8), 1475-1478, 2010-08

大麻の薬理作用と薬物依存性 (特集 薬物乱用とその防止策)
舩田 正彦
医薬ジャ-ナル 46(7), 85-89, 2010-07

1-2-1.「大麻専門のトリートメント・センター」を創設して、症例がないという事例を集めて研究論文を書くよりも、自分で「ある」として引用した上述の内容を検証するのが先でしょう。査読を通った論文が海外にあるのに。それはしたのですか?。それをせずに「ないという症例」を集めてどんな意味があるですか?

2-1.「大麻専門のトリートメント・センター」が、なんでアルコール依存や他の薬物依存者の話になっているのですか?

最初のアイデア出しの段階で、大麻でトリートすることは出ていました。いつの間にかではありません。

2-1-1.赤星さんが示したアクション・ペーパーのどこに「大麻でトリートする」と書いてありますか?

「覚せい剤と比較して、禁断症状や中毒症状が見られず、再犯率もそれほど多くないことから対策が後回しになっている」とあり、覚せい剤と同じように対策が必要だとしか読み取れませんが。これがどーしてどー読めば「大麻でトリートする」なのですか?

4-1.今度会ったとき、殴ってもいいですか?

「働きアリの法則」が当てはまりにくい事情があるのは十分わかりますが、もう少しアクティブに動く人が「働きアリの法則」のようにいても良いと率直に思っただけです。

『「働きアリの法則」が当てはまりにくい事情がある』などと言ったのではありません。誰にも迷惑すらかけていない行為で逮捕され、本人だけでなく、家族や親しい者たちまで人生をブチ壊されてしまう現実があるのに、それを「働きアリの法則」と比べる無神経さを指摘したのです。まったく私の言葉が通じていないことがよく分かります。

赤星さんが、『もう少しアクティブに動く人が「働きアリの法則」のようにいても良い』と思うのは勝手ですが、大麻で逮捕された者や家族や親しい者たちは「働きアリ」ではありません。血の通った、泣きもすれば笑いもする、人間なのです。生活を破壊され、合法化運動どころではない人が多い現実を、赤星さんは知らず、想像すらできず、相変わらず「働きアリ」と比べているわけです。
そんな人に大麻で逮捕された者のケアについて口出ししてほしくない、資格も素養もないだろうというのが、私だけでなく、私に寄せられている多くの逮捕経験者たちの一致した感想であり、怒りです。

私のようなものを殴る価値があるかどうかさえ不明ですが、平手一発なら受け入れます。

4-1-1.元プロボクサーに代打を頼みましたが、いつがいいですか?ご都合をお知らせください。

誤解の多い企画はやめてほしいということですが、次の検証委員会の幹事会で相談して決めます。

「誤解が多い」どころではありません。合法化運動の足を引っ張る、行政の手先とか、運動を混乱させようとするスパイがやるような話だと言っているのです。

提案者の赤星さんとして撤回するつもりがないようなので、この際引き続き回答を求めます。これは検証委員会としての見解とは関係なく、赤星さん個人の見解を質すためです。
森山代表には改めて直接電話で申し入れました。





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