2013年4月13日
by リカルド ナバロ
大麻に含まれる化合物が今、大きな注目を集めています。といっても、THC(テトラヒドロカンナビノール)ではありません。湾岸地域の研究者らによると、大麻成分CBD(カンナビジオール)には、ガン細胞と戦う兆候が見られるということです。
薬用大麻の支持者らは、(大麻成分の1つ)THCが末期患者の痛みの緩和に有効だと信じていて、中にはそのことを裏付ける医学研究をしている人もいます。しかし最近の研究では、大麻に含まれる別の化合物が、市場に出ている全ての医薬品の中で医学的に最も有用な可能性があると言われています。
「私たちは、ようやく、CBDにはガン細胞の成長を妨げ、あわよくばガン細胞を衰退させる効果があると言える段階にいます。この時をどれだけ待ち望んだことでしょう!」と言うのは、マリーナで薬用大麻を栽培するケビン・サウンダースさん。
研究開発は、 湾岸地域にあるカリフォルニア太平洋医療センター(California Pacific Medical Center)が進めています。研究チームは、動物を使った化合物の試験で、CBDを使用した場合、ガン細胞の成長が妨げられたことを発見しました。サウンダースさんによると、その効果は、大麻が持つ天然の防衛メカニズムによるものだと考えられています。
サウンダースさんによると、CBDは大麻成分の40%を占めています。CBDとTHCの違いは、CBDは大麻の“毒性”成分ではないこと、つまりCBDには向精神作用がないこと、CBDを摂取しても“ハイ”にならないことです。
「品種改良を介して成分の操作ができるんです。CBDが高くて、THCが低いもの、そうすると精神活性効果が低くなります。多くの人にとって恩恵になっている効果ですね」(とは、サウンダースさん)。
湾岸地域の研究者らは今、ヒトでのCBDの試験を始めるための資金を募っています。ヒト用には、脳腫瘍と乳ガンに対する2つのモデルがすでに作られています。
翻訳とコメント:bongyo
いよいよ、ガンの治癒効果があるのがCBDだとほぼ特定できたとのこと。これまでにも悪性腫瘍の成長を止めるとか、ガンの治療に大麻が有効なことを報告する記事をいくつか紹介しましたが、効力をもつ成分の特定はできていなかったのです。
他にもカンナビノイドは60種を超えると言われていて、その有効性は無尽蔵ではないでしょうか。
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