研究報告:低用量のTHCには心臓保護作用がある

投稿日時 2013-04-23 | カテゴリ: NORML News

2013年4月4日(木)

イスラエル テル・アヴィヴ: 生化学的薬理学(Biochemical Pharmacology)ジャーナルのオンライン版に公表予定の前臨床データによると、マウスを用いた低用量のTHC投与で、心臓保護効果が認められた。


イスラエル人の科学者らはこのたび、マウスを用いて、虚血状態にする(細胞への血液供給を制限する)前に低用量のTHCを1回注入した場合の影響について評価した。報告によると、THCは「心筋虚血(心臓発作)による損傷を軽減する、安全で効果的な治療法」だという。

報告は次のように結論されている。「本研究で、向精神作用が生じないほど極低用量のTHCは、虚血性障害から心臓を保護するために有効に利用できることが新たに証明された。・・・THCは、心臓外科手術や経皮冠動脈インターベンションの時など、心臓に虚血性障害の可能性がある場合の前処理薬品として使用することができる。今後THCを使用した後処理が有効なことがわかれば、心筋梗塞の後に使用することも可能になる」

詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "An ultra-low dose of tetrahydrocannabinol provides cardioprotection" は、Biochemical Pharmacology 誌に掲載されています。

Source: NORML News
Study: Low Doses Of THC Provide Cardioprotection
Thursday, 04 April 2013

翻訳とコメント:bongyo
医療用カナビスの数少ない悪影響の1つは、製薬会社にとってで、薬理効果がある範囲が広すぎて、その利益を大幅に減らしてしまうことでしょう。THC、CBD、CBDBなどなど、カンナビノイド各種の研究報告はどんどんでてきます。
アメリカの州の合法化で、各州がその辺(既得権者との折り合いとか)でもいいモデルケースになればいいですね。





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