研究報告:向精神作用のないカンナビノイドが大腸炎を緩和する

投稿日時 2013-05-13 | カテゴリ: NORML News

2013年2月28日(木)

イタリア ナポリ: 生化学的薬理学(Biochemical Pharmacology)ジャーナルのオンライン版で公表されたデータによると、向精神作用のないカンナビノイド、カンナビゲロール(CBG)の投与は、前臨床モデルにおいて大腸炎を緩和する効果があることから、臨床試験でも評価されてしかるべきだという。


ナポリ大学の研究者らはこのたび、マウス大腸炎モデルにおけるCBGの影響を評価した。報告によると、CBGは、大腸炎を鎮静化することから、「炎症性腸疾患(IBD)患者の臨床実験も検討可能だ」という。

限られた数の前臨床試験によると、CBGは、抗生物質や骨刺激剤としての治癒可能性を有する有機カンナビノイドである。

大麻の使用は、IBD患者には比較的一般的な治療法だ。これまでの前臨床試験では、カンナビノイドは、炎症を軽減し、「上皮の創傷閉鎖を強化」している。2011年のある観察研究では、被験者による大麻の使用により、クローン病の活動性が弱まり、その関連手術が減少したことが報告されている。

詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Beneficial effect of the non-psychotropic plant cannabinoid cannabigerol on experimental inflammatory bowel disease" は、Biochemical Pharmacology に掲載されています。

Source: NORML News
Study: Nonpsychoactive Cannabinoid Mitigates Colitis
Thursday, 28 February 2013

翻訳:bongyo





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