産業大麻栽培法案についてアメリカ上院が初めての審議

投稿日時 2013-05-21 | カテゴリ: NORML News

2013年2月21日木曜日

ワシントンDC: 上院議員らは産業大麻(ヘンプ)の商業生産を認める法案を議会に提出した。アメリカの上院でこのような法案が提出されるのは近代史上初めてのことだ。


上院議員のミッチ・マコーネル(Mitch McConnell・共和党-ケンタッキー州)、ジェフ・マークレイ(Jeff Merkley・民主党-オレゴン州)、ランド・ポール(Rand Paul・共和党-ケンタッキー州)、ロン・ワイデン(Ron Wyden・民主党-オレゴン州)は上院法案359号を提出した。この法案は産業大麻(ヘンプ)を大麻の定義から除外するために規制薬物法の改正を求めるものである。また、大麻(ヘンプ)を工業原材料または農産物とし、その商業生産を免許制にして規制する権限を州議会に与えるというものだ。

「大麻(ヘンプ)製品を認めることは、ケンタッキー州の農家と経済の発展に貢献することだと確信しています。大麻(ヘンプ)の利用は、衣服から紙に至るまで何を生産するにしても現実的です。ケンタッキー州に新しい国内産業の中心をなす力がつけば、経済的に困難なこの時期に仕事を創出することになり、私にとっても喜ばしいことです。」と上院野党のリーダーであるマコーネル議員は語った。

上院法案359号は上院司法委員会(Senate Judiciary Committee)からの対応を待っている。この法案は下院法案525号(2013年に提出された産業大麻栽培法案(The Industrial Hemp Farming Act))のコンパニオン・ビル(訳注)だ。下院法案525号は28人の議員により共同提案された。

 

コロラド、メイン、モンタナ、ノースダコタ、オレゴン、バーモント, ワシントン、ウエストヴァージニアの8つの州は、産業大麻を個別の農産物として定義し、規制した商業製品を認めるといった形で法律を変更している。下院法案525号と上院法案359号が通過すれば、今ある連邦法の障害が取り除かれ、これらの州と他の自治体が、連邦政府による薬物禁止の法律に矛盾することなく、商業化を認めることができるようになるだろう。

 

「アメリカは産業大麻を作物として認めていない唯一の先進国である。」と、議会調査局(Congressional Research Service)は報告している。ヘンプは、さまざまな他のカナンビス・サティバ種とは異なり、ほんの僅かな量 (1%以下)のテトラヒドロカンナビノール(THC-大麻に含まれ、精神に作用する主成分)を含んでいるに過ぎない。

詳細はこちらから http://www.votehemp.com。上院法案259号と下院法案525号に関する詳細はNORMLのページ「Take Action Center 」(http://www.capwiz.com/norml2/issues/alert/?alertid=62399531) から閲覧が可能です。

(訳注)コンパニオン・ビル:上院および下院議会それぞれで提出されている、類似した、または全く同じ法案。上院および下院の議員らの間で見解を同じくする法案がある場合に、その法案が両院で同時に検討されるよう、それぞれの議場で提出されうる。 
出典 : 連邦上院ホームページの『レファレンス』(Reference)内『用語集』(http://www.senate.gov/reference/glossary_term/companion_bill.htm)

Source: NORML News
US Senate Considers Hemp Farming Bill For First Time
Thursday, 21 February 2013

翻訳とコメント by 愛の大麻戦士ごぶりん





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