研究報告:慢性的な大麻使用者の血中には微量のTHCが長く残留する

投稿日時 2013-05-26 | カテゴリ: NORML News

2013年3月14日(木)

メリーランド州ボルティモア: 米国臨床化学協会(American Association of Clinical Chemistry)誌で公表された臨床試験データによると、慢性的な大麻使用者は、大麻の使用を止めた後数週間、血中THCの残留検査で陽性の結果が出るという。


試験には、長い間大麻を日常的に使用してきた30名が参加した。被験者らが自己申告した1日の大麻消費量の平均は、大麻タバコ10本だった。

試験参加24時間後に検査を受けた22名の被験者のうち、12名(59%)が1ng/ml以上のTHCで陽性となったが、5ng/ml以上で陽性となった被験者はいなかった。

研究者らは、被験者の血中THC濃度は「一貫して減少したわけではなく」、1名の被験者については、合計33日の間、微量のTHCが検出されたと報告。

「われわれの知る限り、これほど日常的な大麻喫煙者について、(最長33日という)長い間継続的に大麻の節制(訳注:“禁大麻”)を監視しながら集めた、このような血中カンナビノイド濃度のデータは今までありませんでした。このデータは、この集団におけるカンナビノイドの薬物動態を理解するため、また、血中カンナビノイド検査を解釈するために非常に重要です」と結論した。

詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Impact of prolonged cannabinoid excretion in chronic daily cannabis smokers' blood on per se drugged driving laws" は、Clinical Chemistry 協会誌に掲載されています。

Source: NORML NEWS
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翻訳:bongyo





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