カリフォルニア州: 市当局による医療大麻施設禁止の権限を州最高裁が支持

投稿日時 2013-08-25 | カテゴリ: NORML News

2013年5月9日木曜日

カリフォルニア州サンフランシスコ: 月曜、カリフォルニア州最高裁判所により、地方自治体は医療大麻ディスペンサリーの設置を禁止する合法的な権限を持っているという決定が下された。


第4区上訴裁判所の見解(City of Riverside v. Inland Empire Patients' Health and Wellness Center, Inc.)が満場一致で支持される形となった。州の許可を得た患者に大麻を提供する従来型施設の設立を禁止する区画法は、州法によって無効にはならないという判決を支持したものだ。これまでは、州法上合法的な活動を禁止するために市が区画法を使うことはできないという主張のもと、他の下級裁判所において、そのような地方の禁制に不利な裁定がなされてきた。

現在、カリフォルニア州内で約200もの市が、医療大麻施設について一時停止を課していると推定される。また、少なくとも50の自治体では、ディスペンサリーを認可するために地方条例を制定している。

以下は、今回の裁判所の見解である。「CUA (the California Compassionate Use Act 別名 法案215)とMMP (医療大麻プログラム法案)のいかなる条項も、自治体が、法令によって独自に土地の使用法を規制する権限を、はっきりと、あるいは暗にも制限するものではない。領域内における医療大麻分配施設の運営の禁止を定める権限を含めてである。」

法案215号に含まれている文言は、「医療大麻を必要とする全ての患者に対して、安全で安価に大麻を分配するためのプランを実行するよう」州政府にはっきりと要請しているのだが、現在のところ議員らは、認定患者への大麻の小売販売に関して、州規模で具体的な法律を制定することができないでいる。

カリフォルニア NORMLコーディネーターのデール・ギーリンガー (Dale Gieringer) は、今回の決定についてコメントした。「裁判所は基本的に現状を肯定した。地方政府は好きなようにディスペンサリーを許可したり、制限したりすることができる。この判決の結果、多くの患者が、各々の地域で合法的に医療大麻を入手できないまま見捨てられるのは遺憾なことだ。それによって、非合法なブラックマーケットの供給者がのさばることになるからだ。州政府と連邦政府は、今こそ積極的に法案215号の義務を履行し、医療的使用を求めている全ての患者が、安全かつ安価に大麻を入手できるシステムを作るべきだ。」

現在、カリフォルニア州下院(AB 473)と上院(SB 439)の双方で、医療目的で栽培された大麻の販売を管理する規則を州全体に課す法案が審理中だ。

カリフォルニア州最高裁判所による見解の詳細についてはオンラインで閲覧可能です。
http://www.courts.ca.gov/opinions/documents/S198638.PDF

Source: NORML News
California: Supreme Court Upholds Authority Of Cities To Prohibit Medical Marijuana Facilities
Thursday, 09 May 2013

翻訳とコメント by 愛の大麻戦士ごぶりん





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