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2013年5月24日（木）
イラン タブリッツ：今月号の科学誌、生物学的インパクト（BioImpacts）で公表された臨床試験データによると、多発性硬化症（MS）の被験者が、月見草油の摂取と、（コショウなどの）香辛料が多く飽和脂肪や糖類が少ない食事制限とともに、栄養価の高い麻実油を消費すると、免疫特性と症状管理が「著しく改善する」という。
イランのタブリッツ医科大学の研究者らはこのたび、再発寛解型 MS と診断された 23 名の患者における、麻実油、月見草油および食事制限の影響について評価。被験者らには、研究完了時点で、「基準値よりも健康」で、「臨床パラメータと免疫パラメータは、治療介入後の改善が見られた」と報告した。また、麻実油が、強い抗酸化特性を持っており、炎症反応を調整する特定のシグナル経路に作用する可能性を認めた（この 2 つの性質により、おそらく麻実油が MS に有効であると推測される）。
研究者らは、次のように結論した。「6ヶ月後、総合障害度に著しい改善が見られた。（中略）われわれのデータにより、香辛料の多い食事の介入とともに、麻実油と月見草油を補うと、MS が進行するリスクが軽減する場合があることが立証された」。
過去に公表された、MS 患者における大麻の吸引と有機カンナビノイド・エキスの影響を評価した臨床試験データでは、天然のカンナビノイドが、不随意の痙攣や神経痛、膀胱機能障害などを緩和させ得る（中には病気の進行を実際に遅らせる場合もある）ことが立証された。それにもかかわらず、全米 MS 学会は、MS 患者のための治療選択肢として大麻や大麻由来製品を使うことに消極的だ。
同学会のウェブサイトには次のように述べられている。「これまでの諸研究（および、大麻の長期使用により著しい副作用が生じる場合があるという事実）をもとに、当学会としては、現在のところ、同症の症状の治療として大麻や大麻由来製品を勧めるに足るデータはない、と考えます」。
詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ（paul@norml.org）にお問い合わせください。
この研究の全文 "Association of expanded disability status scale and cytokines after intervention with co-supplemented hemp seed, evening primrose oils and Hot-natured diet in Multiple Sclerosis patients" は、BioImpacts 誌に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: Hemp Seed Oil Associated With Improved Clinical And Immunological Parameters In MS Patients Whites
may, 24,2013
 翻訳：bongyo
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