メーン州:医療大麻プログラムが改正、PTSDなど消耗性疾患も対象に

投稿日時 2013-09-17 | カテゴリ: NORML News

2013年7月3日(水)

メーン州オーガスタ:PTSD、クローン病など、消耗性疾患と診断されている患者にも、大麻療法の受療資格を認める法案が、メーン州において、州知事の署名が無いまま先週承認された。


新法では、同州の医師が大麻を法的に推薦できるとする認定疾患のリストが拡張され、「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」や(クローン病、潰瘍性大腸炎などの)「炎症性大腸炎」、(ハンティントン病、パーキンソン病などの) 「運動機能不全および痙性の運動障害、および、激しい持続痛の原因となるその他の病気」も新たに対象となる。メーン州議会において、医療大麻を合法的に受けられる対象疾患が拡張されるのは、今回で2度目だ。

新法は、およそ90日後に施行される。

現在、コネチカット、デラウェア、ニューメキシコおよびオレゴンの4州において、PTSDの諸症状を治癒するための大麻の使用が明示的に許可されている。分子精神医学(Molecular Psychiatry)ジャーナル5月号で公表された臨床試験データでは、カンナビノイド・ベースの治療法が、「次世代の、PTSDに対するエビデンス・ベースの治療法」になる可能性が理論化されている。

欧州消化器病・肝臓病学会誌(European Journal of Gastroenterology and Hepatology)において2011年に公表された調査データによると、炎症性腸障害の患者の間では、大麻療法が一般的になっている。今年5月には、イスラエルのメイア・メディカル・センターの研究者らが、従来の治療法に反応がなかった患者に大麻を吸引にさせると、プラセボに比べて、クローン病の症状が軽減することを報告。その結論では、「今回のデータでは、プラセボではなく、THC が豊富な大麻を使った8週間の治療により、クローン病活性係数(CDAI)のスコアで100ポイントという著しい減少が見られた」とした。また、研究群における11名の患者のうち 5 名についても、クローン病の寛解(CDAI スコアで150ポイント以上の減少によって定義される)が得られたことを報告している。

詳しい情報は、NORML広報責任者 エリック・アルティエリ(電話(202) 483-5500)または、NORML副理事長 ポール・アルメンターノ(メール paul@norml.org)にお問い合わせください。

Source: NORML NEWS
Study: Black Arrest Rate For Marijuana Offenses Four Times That Of Whites
Wednesday, 03 July 2013

翻訳:bongyo





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