研究報告:大麻による交通事故のリスクはアルコールや医薬品などに比べて低い

投稿日時 2013-11-21 | カテゴリ: NORML News

2013年8月1日(木)

デンマーク リングビー:ジャーナル『事故の分析と予防』(Accident Analysis and Prevention)のオンライン版で公表された、人口ベースのケース・コントロール研究の結果によると、交通事故で重傷を負うリスクは、(血中アルコール濃度が0.08以上になる程度の)アルコールのみを摂取した場合、またはアルコールと他の精神活性物質とを摂取した場合が最も高いという。


デンマーク人研究者らはこのたび、アルコール、違法薬物、または、アヘン剤やベンゾジアゼピン、アンビエン等のいわゆる『Z薬』(鎮静薬・睡眠薬)等の医薬品各種を使用した人が、交通事故で重傷を負う全リスクを評価した。ケース・サンプル(2,490 件)は、欧州6カ国の選抜された病院に、交通事故による重傷で入院している患者らから収集され、ランダムに止められた約16,000名の対照群と比較された。また、リスク率の比は、年齢、性別、出身国ごとに調整された。

研究者らは、「運転手が重傷を負うリスクは、高アルコール濃度テスト(0.8g/L以上)でのみ陽性か、またはアルコールと他の精神活性物質を併用して運転した場合に最も高かった。(中略)次にリスクが高かったのは、アンフェタミンとアヘン剤など、2種の薬物の併用による運転。中程度リスクが高かったのは、中濃度の血中アルコール(0.5g/L以上0.8g/L未満)とベンゾイルクゴニン(コカイン代謝物)による運転だった」と報告。

そして、次のように結論した。「精神活性物質の中でも、アルコールは、交通事故で負傷するリスクの点で、今だに最も大きな問題を引き起こす」。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。また、この研究の全文 "Risk of severe driver injury by driving with psychoactive substances" は、Accident Analysis and Prevention に掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: Study: Cannabis Associated With Less Risk Of Traffic Accident Compared To Alcohol, Various Medicinal Drugs
Thursday, 01 August 2013

翻訳:bongyo





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