なかなか更新ができなくてすみません。77日間の竜宮城ならぬ留置場での日々から戻ってみると、予想以上に、大変なことになっておりました。現実というのは自分で招いているわけで、すべては自分のせいですが、とはいえ、自分の手には負えない現実もまたあるわけで、勘弁してよ、みたいな。・・・とりあえず、やっと席に戻ったという感じであります。諸事散乱であります。
私が逮捕されて以来、大麻報道センターの更新を続けてくれたみなさんに、改めて心からのお礼を申し上げます。ありがとうございました。サーバー契約の更新やドメインの更新も気がかりでしたが、おかげさまで無事に手続できているようです。
「あとの祭り基金」をとりまとめてくれている人たち、寄付してくれた方たちにも、深く感謝申し上げます。ありがとうございます。
やってきてよかった。しみじみそう感じています。
留置場に手紙をくれた方、本を差し入れてくれた方、ありがとうございました。まだ個別にお礼の連絡をしておらず、申し訳ありません。年賀状になりそうです。接見禁止が付いていたので手紙は入らないと知ってはいましたが、誰から手紙が届いたかくらいは教えてもらえるものかと思いきや、保釈まで知らされませんでした。本は差し入れ可能だったのですが、本が届いたことも同様に知らされませんでした。
留置場での最初の同房者は傷害で逮捕された人でした。二人目は詐欺。他房には、強制わいせつ、強盗、窃盗などがいました。
「あとの祭り~だから今こそ医療大麻!」は、日本で合法的に利用できる医療大麻として、厚労省にも合法であることを確認したうえで輸入したCBD製品のお披露目とお祝いとして、音楽やパフォーマンス、活動家を招いての座談会などを内容としたイベントでした。
その後、CBD製品の話はアッと言う間に広がり、さっそく商売として始めた人たちもいるようです。きっとこれから雨後の筍の如く、同様の動きが出てくるのだろうと思います。
二ヶ月半も情報を遮断された状態で勾留されている間に、商売としてはすっかり先を越されてしまった感もありますが。
大麻報道センターは、今年4月15日、麻生しげるの「大麻成分CBDによる重度てんかん治療のリアルタイム報告(1)」として、精神作用のない大麻成分CBDの劇的な効用についてレポートしています。これはCNNがWEEDを8月11日に放送する4ヶ月前のことです。
WEEDという番組が米国社会に衝撃を与える以前に、オレたちのほうが早く日本社会にCBDの凄さを伝えていたもんね、という点では、CNNの先を越したことになります。それに、私たちは、そのCBDの輸入や使用は日本国内でも合法であることを厚労省への取材で明確にもしました。
それで、日本でもCBDの販売が合法的にできると知った人たちが、ソレ!とばかりに商売にするのは当然の成り行きでしょうし、CBDの効果が期待できる人たちに、どんどん製品が届くようになることは、医療大麻の合法化という活動的な点から見れば、大成功でしょう。
麻生しげるがレポートしてくれた当時は、まだCBD製品を日本に送ってくれるメーカーはありませんでしたが、今や複数のサイトで個人でも購入できるようなので、これはきっと瞬く間に日本社会にも広まるでしょう。正真正銘の医療大麻が日本社会に広がり、大麻についての誤解が大きく改善される契機にもなるだろうと期待しています。
もともと、大麻報道センターとして、あるいは事業用の法人を設立して、CBD製品の輸入販売を行おうと思っていましたが、今回の逮捕によって裁判で主張できる機会を得たので、法廷の場でも改めて、なぜ大麻の医療使用を懲役刑で禁じているのか、これは生存権侵害ではないか、という点を司法と厚労省に問いたいと考えています。
みなさまのご支援を引き続きよろしくお願い申し上げます。
|