研究報告:大麻の成分によりタバコ喫煙者のタバコ消費量が減少する

投稿日時 2014-01-08 | カテゴリ: NORML News

2013年7月3日(水)

英国ロンドン:ジャーナル誌『嗜癖行動』(Addictive Behaviors)のオンライン版で公表された臨床試験データによると、タバコ喫煙者が精神活性作用のないカンナビノイド、カンナビジオール(CBD)を吸引すると、タバコへの欲求が著しく減少するという。


ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者らはこのたび、禁煙を希望する喫煙者の被験者24名について二重盲検式の予備研究をおこない、有機CBD対プラセボを期間限定で消費した場合の影響を評価した。被験者らは、CBD(対象12名)とプラセボ(同左)のグループに無作為に分けられ、1週間に渡り、それぞれがセットされた吸引具を渡された。そして喫煙の衝動に駆られた時は、各々の吸引具を使用するよう指示された。

研究者らは、「期間中、プラセボを使用した喫煙者のタバコ消費量に変化はなかった。一方、CBDを処方された被験者の喫煙量は40%(相当)も減少した」と報告。さらに、CBDを使用した被験者らによると期間中、ニコチンへの欲求が増えなかったことを報告した。

そして、次のように結論した。「私たちが知る限り、この研究によって初めて、CBDが喫煙に及ぼす影響について実証されました。(中略)この予備データ、および、CBDを使用する臨床前の強い論理的根拠により、CBDはニコチン中毒の治療法になる可能性があることがわかります。したがって、CBDについては、今後さらに調査を進める必要性があります」。

以前公表されたCBDに関する臨床試験では、CBDは、健康なボランティア被験者において、「安全で、耐性も良好である」ことがわかっている。

CBDについての別の研究では、CBDには、抗炎症、抗糖尿病、抗てんかん、抗がん、骨刺激など、さまざまな治癒特性があるとされている。

詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Cannabidiol reduces cigarette consumption in tobacco smokers: Preliminary findings" は、ジャーナル Addictive Behaviors オンライン版に掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: Cannabis Compound Reduces Cigarette Consumption In Tobacco Smokers
Wednesday, 03 July 2013

~コメント~
禁煙をお考えの方も、CBD、どうですか?
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翻訳:bongyo





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