2013年8月29日(木)
イスラエル ハイファ:ジャーナル『エビデンス・ベースの補完・代替医療』(Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine)で公表された観察的研究によると、大麻の使用は、吐き気や体重の減少、疼痛、疲労など、ガンや従来の抗ガン治療に関連する症状の改善に効果的だという。
イスラエルの研究者らはこのたび、2回以上面談をおこないながら、131名の患者におけるガンの諸症状に対する大麻の使用について調査。ガンの症状と大麻の副作用を、0 から 4 の数字で記録した。
研究者らは、「吐き気や嘔吐、気分障害、疲労、体重の減少、食欲不振、便秘、性機能障害、睡眠障害、かゆみ、疼痛などといった、ガンや抗ガン治療の諸症状は、すべて著しく改善した。(中略)感染や口腔乾燥、咳、息切れ、下痢や白血球数の水準、アルブミン濃度については、2 回の面談の間、あまり変化が見られなかった」と報告。
そして、次のように結論した。「今回の研究では、長期にわたって大麻を使用してきた被験者らについて、ガンの対症療法や苦痛緩和療法の側面の全てにおける著しい改善が報告された。(中略)同研究グループにおいては、オピオイドや抗うつ薬の必要性にわずかな減少が見られた。(中略)上記、諸症状における著しい改善から、苦痛緩和療法の実践における大麻の使用は支持されてしかるべきです」。
詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "The medical necessity for medicinal cannabis: prospective, observational study evaluating the treatment in cancer patients on supportive or palliative care" は、Evidence-Based Complimentary and Alternative Medicineえ に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: Cannabis Use Associated With 'Significant Improvement' In Palliative Oncology Care
Thursday, 29 August 2013
翻訳:bongyo
|