サル・パラダイス
読売新聞 3月13日木曜日 朝刊 6面
大麻を解禁 「実験」の行方
観光客増え税収増 子供がマリファナ菓子
読売新聞とってるかた、どれくらいいる~?13日の朝刊みましたか?
いいですねえ、麻から、じゃねえ朝からカフェオレ片手に新聞開くと、大麻で人が逮捕されたって記事でなくて、大麻が解禁になってきましたよって記事を見るというのは。
しかも、カラーで半面だよ。
こういうポジティブ記事がネガティブ記事より多くなってくると、どんなに朝がすばらしく、世界が輝いてくることか。
では、記事を見ていきましょう。
まずは、娯楽用のマリファナ販売が解禁されたコロラド、デンバーでマリファナ販売店を案内するツアーをはじめたアディソン・モリス(63)さんの紹介。リムジンで送迎して販売店に案内する。マリファナの魅力を語りながら、車内でも吸える。4~5時間で約3万1000円。「お客さんはこの時を待っていたの。安心してハイになれる。」ねえ、こんな商売がでてきたんだねえ。面白いねえ。
営業をはじめた販売店は、コロラド州で約100店。デンバーの販売店「3D」の1日の客数は約300人。売り上げは約310万円。「世界中からお客さんがくる。地元経済は潤うはずだ。」なんてね。
州政府は嗜好用マリファナ販売による税収は一月約2億円だったことを明らかにしたんだと。
なんか、この不況が蔓延化した世の中でどこの世界のことだろう。おとぎの国の話のようだ。
ただ、悪影響も表面化してきてるって。
んっ、それはどんな、
マリファナ入り菓子を子供たちが学校で食べた。路上で公然とマリファナを吸う人がいる。州外に持ち出す人がいる。
まっ、まっ、問題といえば問題ですが、殺人事件がおこったとか、自動車事故が増えたとか、酒場で暴力事件が続いているとか、よく酒でおこる問題に比べれば、ね、かわいいもんですよ。
で、左側の囲み記事、オランダ、ウルグアイの事情。オランダは1976年容認、ウルグアイも昨年12月合法化。
で、さらに左側に行くと、ちょっとここはよくある大麻記事のパターンで、起承転結の結の部分に強引にもっていかれるんだけど、要するに大麻は幻覚、妄想を引き起こし、早いうちにやると中毒になるなんて感じで警告するの。これも、事実じゃないこと完全に証明されてるんだけどな。
ただ、昔は、この結の部分がメインだったんだけど、知らぬうちにベリイベリイ薄くなったね。
最後に体裁整えるためか、厚労省麻薬対策課の言葉を載せている。
「依存性、毒性がある危険な薬物であり、日本で認められる可能性はない」
なんて、えらく断言してるけど、そんな先の未来のことなんか、5年先でさえ予測不能な世の中でっせ。
それより、オレは、アメリカの大統領の言葉のほうがずっと信憑性あると思う。この厚労省のやつのすぐ前に載ってるオバマのインタビューでの発言。
「悪い行いだが、たばことそれほど変わらず、アルコールより害があるとは思わない」
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