2013年11月14日(木)
オランダ レイデン:『向精神薬ジャーナル』(The Journal of Psychoactive Drugs)誌で公表された調査データによると、治療に大麻を使用する 患者は、薬物学的に製造した大麻製剤よりも、薬草としての大麻草を好むという。
カナダとドイツ、オランダ、米国の研究者らは、21の構造化された質問からなるウェブ・ベースの調査を行ない、さまざまなタイプの大麻ベースの医薬品に関する患者の感想、および、好みの使用方法について評価。調査には、950名以上の人々が参加した。
参加者の過半数が、天然の大麻製剤は、マリノールつまりナビロンなどの大麻由来の医薬品よりも、コスト効率が高く、副作用が少ないと答えた。また、使用(方法)については、同じく過半数が、経口摂取用の大麻製品よりも、(喫煙かヴェポライザーによる)吸入用の大麻製品の方が満足度が高いと答えている。
研究者らは、「大麻の喫煙は、用量漸増の容易さの満足度について、次席のヴェポライザーを僅差で抑えて最も高く、カンナビノイド類の経口摂取は最下位となった。(中略)このような結果になったのは、吸入での大麻の摂取による効果の発現が非常に早く、用量を徐々に増やすのが容易なためだと考えられる」と報告。
「概して、薬剤ではない、天然の大麻ベース製剤には、合成カンナビノイド含有の医薬品よりも高い評価が集まった。(中略)今回の調査データから、吸入またはチンキの形態で摂取される、値段も手頃な天然の大麻製品は、患者の満足度が高いことがわかる」と結論した。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org) にお問い合わせください。この研究の全文 "The Medicinal Use of Cannabis and Cannabinoids - An International Cross-Sectional Survey on Administration Forms" は、The Journal of Psychoactive Drugs に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: Most Patients Prefer Herbal Cannabis Over Marijuana-Based
Thursday, 14 November 2013
翻訳: bongyo
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