サル・パラダイス
ASKAだけじゃない!シャブ中おっさん大集合 SPA 6/24号
体力の衰えをシャブでカバー、家で大麻栽培etc.
いい年こいた不良中年が増殖中
ASKAの逮捕ってえらい騒ぎでしたねえ。なんか、今度のことで、人間失格みたくなって、過去の名曲とかまで無かったことにするかのごとくですよねえ、ドラッグって恐ろしいですねえ。それに対する認識が。
いい年こいてシャブやってるなんてって感覚あるかもしれないけど、覚せい剤ユーザーが高齢化してるんだって。平成9年度の統計では、覚せい剤事犯の検挙者の内50%が30歳以下の若者だったのだが、平成25年度は40歳以上が51%にのぼり、30歳以下は15%にすぎないんだって。
それはどうしてかっていうことになると、脱法ドラッグの影響が大きいのではと思いますねえ。脱法ドラッグがあるので、あえてリスクをとらなくてもいいし、覚せい剤はそれに比べてはるかに値段が高いわけだし。若者的にはそういう感じでイージーに流れてるんじゃないでしょうか。
あとは、やはり、若者の性質も変わってきてるというのもあるのかもしれません。なんか、最近の若者は、会社をすぐやめるとか、恋愛に妙に奥手だったりとか、上司との飲み会を断るとか、ほんとに我々の頃と変わってきているもんね。
で、この記事、「おっさんの乱」なんて面白い表現しています。
その覚せい剤というか、ドラッグにはまったおっさんらの6つのケースを紹介していまして、3つが覚せい剤、1つはゴメオってドラッグで、あとの2つは大麻なんですね。あっ、そうか、大麻もドラッグなんだって、久しぶりに再認識って感じだったんだけど。
で、大きな傾向としては、おっさんになっていきなりドラッグに目覚めるなんてケースはまれで、昔やってて、体力とかの衰えを感じて、久しぶりにやってみたらすごくよかったなんてケースがほとんどだって。覚せい剤の例はまさにそんな感じ。徹夜で働けたり、セックスでパワー全開でできたりといったような。
で、大麻はこれらに比べると、その内容はいたって平和。
あるおっさん(まあ48歳なんですが)は、休日になると朝から吸って音楽聞いたりだらだらと過ごすのが好きとのことで、そんな生活を25年間続けてるんだって。レイブとかいくわけでもなく、外に持ち出すわけでもない。誰にも迷惑かけずに一人楽しんでるので、そのままそっとしておいて欲しいという感じ。
もう一つの例は、ウェブデザインの会社を10年くらいやってる47歳の方で、娘が3人いて、末の子が中学生になって手が離れてきたので、別に部屋を借りて、アメリカでかつて覚えた大麻の栽培をはじめたんだって。そしたら、こりまくって、肥料を工夫したり、品種改良したり、今や吸うことより栽培が楽しくなって、オーガニック野菜の栽培者みたいになってるんだって。
なんかねえ、この記事読んで思うのは、今から20年くらいたったとき、今騒がれてるドラッグって、本来のドラッグって意味、薬という意味くらいの存在になるのではと思ってしまう。
だって、このおっさんらみてると、その薬に合わせてどういう時に使えばいいかわきまえて、自分で、まあ楽しんでるだけだもん。法律を犯してるという意味において悪いけど、もし法律のほうが変われば、酒を飲むとか抗鬱剤とかを服用してることと変わらないよ。
かつては、ドラッグ=悪のイメージが強すぎて、悪い人がドラッグをしてむちゃをやってたって感じだったのではと思います。
もちろん、体に悪いもの、他人に迷惑かけるものは引き続き取り締まっていかなければならないけどね。その上で、そうでない物はその実態をちゃんと公開して、個人個人が判断して使えばいいわけで。
そうすると、大麻なんかは、おそらくもっと有効な植物としてひろまりますね。アメリカやカナダでは、医療としてちゃんとした地位をもはや確立してますからね。
ねえ、休日なんかに、公園で人々が大麻をプカーッと吸って雲など眺めて平和にしてる、そんな光景が早く見られるようになるといいですね。
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