W杯に埋もれた中南米5大ニュース(ジャマイカ大麻事情)

投稿日時 2014-07-02 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

サル・パラダイス

ニューズウィーク 2014.7.1号
PERISCOPE  ラテンアメリカ
W杯の熱狂に埋もれた?中南米の注目ニュース

このごろのね、中南米のニュースが国別にいろいろ載ってるんですが、コロンビアのゲリラとの話とか、アルゼンチンでは債務の話だし、ベネズエラでは反政府デモの話。なんか唯一明るいのがねえ、ジャマイカでして、レゲエの神様ボブ・マーリーも天国で「ガンジャ」を吹かして祝っているかもしれないとくるんだよね。


ガンジャとは、マリファナ(大麻)のことで、ジャマイカ政府が先日、麻薬法の改正案を提出したんだって。それによると、マリファナ所持60グラム(けっこうな量ですね)までは、罰金は科すが逮捕はしないということだ。

ジャマイカの政治家は以前からそうしたかったけど、アメリカの反発を心配して実行しなかったとのこと。で、アメリカが今、大麻解禁に向かいだしたのでこうなったというわけだ。

なるほどねえ、アメリカに遠慮してということはあるわけだ。世界の警察ですからねえ、あるいはでしたからねえ。

まあ、日本で大麻を禁止してくれたのもアメリカなわけでして、1945年敗戦によって、アメリカにオキュパイされると、大麻が禁止された。それまで、日本で大麻は衣類や紙に加工して使用するのと、神事のしめ縄とかシャーシャーってふるやつとかに使ってたりとか、あるいは赤ちゃん生まれたときのおくるみとかね。それと富山の薬売りの中にも入ってたんだっけ。

なんも吸うなんて発想もなかったわけよ。だからおそらく、なんで禁止なのって感じだったろうしね、吸ってハイになるって発想はベトナム戦争のころのヒッピーあたりからなんです。では、アメリカではなんで禁止されたのって話にもなるけど、これにも諸説あるようでして。

それはおいといて、日本では自立が進む中で、大麻取締法を止めようという意見も何度か出たようだけど、もう今では完全、大麻悪で、この法律ゆえに大麻は人権というか草権が回復されることがなくなっとります。困りますねえ。

今の憲法はアメリカが作ったものだから改正しようという意見があります。だったら、この大麻取締法もアメリカが作ったものだから改めましょうよ。しかも、目的が書かれてないめずらしい法律なんですよ。取り締まる側がなんで取り締まってるのかわからないという。

ねえ、今でしょ。変えましょう。

ここからは、私の極論になるのですが、なぜ大麻が闇に葬られたか。あくまで、私の極論ですよ。ご注意。

ちょうど今、「奇跡の脳」という脳科学者が脳卒中になり、左脳の機能が全く失われてから回復していくまでを詳細につづった本を読んでるんだけど、興味深いのは右脳の世界。

左脳の機能が失われると、体系だって考えることができなくなるんだって、言葉とか算数とかもできなくなるみたいで、さらには自分がどこからどこまでかもわからなくなるんだって。

それはスピリチュアルで言うところのワンネス、自分と世界が完全につながっているんだって。そして、常に「今、ここで」となって、昨日とか明日という感覚もないし、だれそれがどうということは情報としては入るけど、比べることはできなく、ただ、その状況に満足、感謝となるんだって。そして、常に深い愛情につつまれている状況、宗教でいうニルバーナ(涅槃)の境地だそうな。

一命をとりとめて、作者は左脳の機能を回復するべく奮闘していくのだけど、この右脳だけの世界を失くすのがとてもつらかったって。

ただ、左脳の働きがいらないということでは全然なくて、左脳が働くからこそ、この時の体験を言葉にして伝えることができるわけで、あとから振り返って考えることもできるわけ。

面白いことに、左脳の機能を回復させるとともに、自分の性格のいやな面、自己中心的なとことか非寛容な部分とかも戻ってくるんだって。なんとか、それは入れないようにと思ってもそうなってくるようで、回復はうれしいけど、つらい作業でもあったなんて感じで書かれてる。

ここから学ぶのは、例えば、人間は脳が発達していって、発展していったわけだけど、他の動物、たとえば犬とか猫というのは、我々とはずいぶん違ったふうに感じているのかもしれないということ。左脳が発達してないことによって、よりワンネスを感じていておだやかな気持ちでいるのかも。自分とご主人が一体のように感じてるとか。

で、もともと人間も左脳が発達する前は、このワンネスが強かったのだが、左脳が発達していくにつれ、自己と他が分かたれ、それにより競争が生まれ、より豊かにの力が社会を発展させたと。それは、とても必要なことであったと思う。ただ全てが一体であることを忘れないため、しかけとして、神様は大麻を造り、それを摂取したときに、左脳の機能を鎮静させ、右脳の世界を思い出させるようにした。

そこに気付いている支配層は、社会を発展させるために大麻を禁止した。

ところが、発展がある意味限界にきて方向性が変わった。ただ、拡大して発展することは逆に種として破滅に向かう。そこで、大麻を解禁して、人が再びワンネスに目覚め、拡大発展を抑えて、今ある状態に満足して協調していく社会へとかじを切った。

どんな組織か機関かも知りませんが、上の存在がそう決めた。

なので、驚くほどに、これから社会は大麻に寛容になっていくはずです。

おそらく、まもなく、大麻の禁止は終わります。





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