2014年1月16日(木)
中国 広東省:ジャーナル『遊離基生物学・医学』( Free Radical Biology and Medicine)のオンライン版で公表された臨床データによると、精神作用のないカンナビノイド、カンナビジオール(CBD)を投与すると、アルコールの使用に起因する損傷から肝臓を守るという。
中国と米国の研究者らは、カンナビジオールの摂取により、アルコール誘発性肝脂肪変性(過度の脂肪が肝臓に蓄積する容態)を防ぐことができるか評価。「カンナビジオールは、アルコール媒介性酸化的ストレスなど、複数の機構を介する急性アルコール誘発性肝脂肪変性からマウスの肝臓を保護し、細胞間の自食(欠陥細胞を分解する)作用を増加させる」と報告した。
主に動物モデルにおけるCBDについての別の研究では、CBDには、抗炎症や抗糖尿病、抗てんかん、抗ガン、抗精神病、骨刺激など、さまざまな治療属性があることが立証された。健康な被験者におけるCBDの投与について評価した臨床試験では、CBDが「安全で、耐性も良好である」と報告されている。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Cannabidiol protects liver from binge alcohol-induced steatosis by mechanisms including inhibition of oxidative stress and increase in autophagy" は、Free Radical Biology and Medicine に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Non-Psychoactive Cannabinoid Protects Against Alcohol-Induced Liver Damage
Thursday, 16 January 2014
翻訳:bongyo
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