村上春樹が酩酊した「ドイツ大麻パーティー」の一部始終!

投稿日時 2014-08-27 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

サル・パラダイス

週刊アサヒ芸能 2014年8/21号
村上春樹が酩酊した「ドイツ大麻パーティー」の一部始終!


なんか古めかしい記事ですねえ。スクープとしても古い。なんせ30年も前の話ということもあるけど、今さら大麻吸ったぐらいでそんな大騒ぎなことかあ?


5ページも使って、しかも袋とじの写真集まで添えて。ねえ。
ちょっと、読むのも大変そうだったので、ほっぽってたので今になってしまったよ。

まあ、話としては簡単に言うと、1984年にブルータスの取材で村上春樹がハンブルクを訪れたときに、地元クラブのオーナー宅によばれ、その時の仲間とともに大麻をふるまわれ、吸引して楽しんだよという内容を、当時の同行ドイツ人カメラマン兼運転手が久しぶりに写真を発見しましたということなんだけど。

でね、この記事では、フランツ・カフカ賞、エルサレム賞といった世界的権威のある文学賞を次々と受賞し、ノーベル文学賞に最も近い日本人である彼がなんで大麻なんか吸ったのみたいに書いてるけど、ちょっと考えてくださいよ。

この記事でも、この夜のことが後の村上作品に影響を与えたのだろうかとも書いてるけどさあ、この時の村上春樹は「羊をめぐる冒険」のころで、そのあと、あの大ヒット作「ノルウェイの森」を書くわけですよ。で、「IQ84」、「色彩を持たない多崎つくる」と続くわけですよ。

確かに「ノルウェイの森」は、ハンブルク空港に降り立つところから始まるし、「IQ84」はそのまんまその年、1984年だわな。

い~じゃない。彼がそのドイツのパーティーで大麻でインスピレーションを得たとしましょう。成功したんだから。ノーベル賞とりそうなぐらいにだよ。

これが逆だとこまるよ。そのドイツのパーティー以降、頭がパー、体がボロボロ、廃人のようになってしまいました。とかね。なってないので。

で、記事後半になって書かれてるの内容。大麻が体にいいので合法にせよと主張するような人も少なくない。その一方で、このような考えが危険ドラッグの爆発的な増加に影響をしているという見方もある。

はぁー?

危険ドラッグに含まれるハーブが体にいいという勘違いがあると専門家は指摘している。

それはまずないだろ。脱法ハーブのハーブが体にいいなんて思って吸ってるやつなんて、まずおらんだろう。体に悪いの承知で、大麻が安全に手に入らんので、仕方なく脱法ハーブを吸ってるのが現状だろう。そして、これが、最近とんでもない事件を頻発しているのだ。大麻でのこの手の事件は歴史上皆無の一方でね。

最後にせっかくだから、村上春樹氏の大麻に関する考え方。

「経験的に言って、マリファナというのは煙草なんかよりもはるかに害が少ない。煙草と違って中毒性もない。だからマリファナをちょっと吸ったくらいで、まるで犯罪者みたいに袋叩きにあうなんていう日本の社会的風潮は、まったく筋がとおらないのではないか。」(「うずまき猫のみつけかた」より)





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