サル・パラダイス
プレイボーイ 34・35 夏の特大合併号
そ、そーだったのか!? 真実の日本 橘玲
危険ドラッグを撲滅する近道は「大麻の合法化」?
この橘玲氏の記事、まことにすばらしいです。私も前からずっとこう思ってましたし、THCの主張してきていることそのままでしょう。
ほんとは、一字一句違えず紹介したいのですが、そうもいかないので、皆さん、雑誌をどこかで見られてください。
まずは、技術の進歩によって、化学構造の一部を変えることで、麻薬と同様の効果を持ちながら法では規制されないドラッグをつくることが可能なのが現在と言う指摘。
また、ドラッグが裏社会の大きなビジネスになるのは、国家が違法とすることで、まともな業者が市場から排除されるため、アウトローが市場を占拠し、法外な利益を得るという図式であると。事実、危険ドラッグで逮捕された業者は、金銭感覚がおかしくなるほど儲かったと言ってるようです。
厚生労働省のアンケート調査などからはじき出した危険ドラッグ使用者は40万人とのことです。彼らの一部が最近の暴走運転による悲惨な事故などを引き起こしたのです。40万人という使用者で、先に書いたような状況があるわけです。このような事故は続くでしょう。
さて、何度も言いますが、大麻は昔から世界でいろいろな形で使われてきたドラッグですが、危険ドラッグのような暴走事故は起こってないし、急性アルコール中毒のように過剰摂取で亡くなった例もありません。
で、橘玲氏の提言です。危険の少ないドラッグを合法化して法の管理の下に置けば、利潤を求めて多くの企業が参入し、非合法な業者をすべて淘汰してしまうでしょう。そのうえドラッグの製造・販売から得る利益に課税できるのですから一石二鳥です。
さすが、橘玲氏、的確な明快な解決策です。
過去の常識にとらわれず、すべてに目を向けて、解決を本気でめざすならば、こういう形もありです。
日本では何か問題が起こると国家による規制の強化でしか対応しておりません。
ところが、これはつめこみ教育型の古い発想でしかなく、これから先の未来に対応しとりません。
現に世界を見廻せば、1970年代のオランダの大麻合法化からはじまり、ヨーロッパの大部分の大麻非犯罪化、アメリカ、カナダにおける医療大麻の合法化、アメリカコロラド、ワシントン州の嗜好大麻合法化、南米の大麻合法化と続いとります。
もう決まっとるのです、やることは。なので、日本国政府、その方向でとっとと取り掛かってください。
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