研究:大麻の吸引によりパーキンソン病の症状が緩和する

投稿日時 2014-09-30 | カテゴリ: NORML News

2014年3月20日(木)

イスラエル テル・アヴィヴ:臨床神経薬理学(Clinical Neuropharmacology)ジャーナル3月・4月版で公表された観察的試験データによると、大麻の吸引により、 パーキンソン病(PD)患者の症状が緩和するという。パーキンソン病は、中枢神経の進行性疾患で、震えや動作緩慢、筋強剛(手足の曲げ伸ばしが固くなる)などが主な症状である。


テル・アヴィヴ大学神経学部の研究者らは、22名のPD患者における、大麻の吸引前と吸引30分後の症状について評価した。

報告によると、大麻の吸引により、「治療後の震えや筋強剛、動作緩慢などが著しく改善した。睡眠や疼痛のスコアも改善し、副作用は確認されなかった」という。

そして次のように結論した。「この観察的研究は、パーキンソン病患者の運動症状と非運動症状が大麻による治療で改善したことを報告する初めてのもの。この研究により、とりわけ現在の薬物療法では効果がないPD患者に対する新しい治療法が開拓される」。

イスラエルは2011年以降、医療目的の大麻の栽培と販売を免許制で許可している。

詳しい情報、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文、"Cannabis (Medical Marijuana) Treatment for Motor and Non-Motor Symptoms of Parkinson Disease: An Open-Label Observational Study" は、Clinical Neuropharmacology に掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: Inhaled Cannabis Relieves Symptoms Of Parkinson's Disease
Thursday, 20 March 2014

翻訳:bongyo





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