研究報告:CBD はパーキンソン病の症状を緩和する

投稿日時 2014-11-14 | カテゴリ: NORML News

2014年6月5日(木)

ブラジル サン・パウロ:『臨床薬学・治療学ジャーナル』(Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics)で公表された一連の症例要約によると、精神作用のないカンナビノイド、カンナビジオール(CBD)を投与すると、パーキンソン病(PD)患者の睡眠障害が抑制される、という。


ブラジル サン・パウロ大学とミネソタ大学医学部の研究者らは、レム睡眠行動障害(RBD)を持つパーキンソン病患者 4 名に対する CBD の投与について報告した。RBD は、悪夢や、レム睡眠の時期に体が動き出す行動障害。

報告によると、CBD を毎日投与すると、患者それぞれの症状が軽減した。CBD の投与を止めると、症状は同じ頻度と同じ強さで再発した。

結論は次のようなもの。「この症例シリーズから、CBD が RBD の症状を抑制することがわかる。・・・パーキンソン病患者における RBD の治療で CBD の効果を確認するには、さらなる調査が必要である。さらに、特発性 RBD 患者による CBD の臨床試験への参加は、RBD の症状に対する CBD の効果と神経保護剤としての CBD の効力の両方について調査でき、望ましいものである」。

『臨床神経薬理学』(Clinical Neuropharmacology)誌で 3 月に公表された観察的試験データでは、大麻の吸引により、パーキンソン病の被験者における震えや硬直、動作緩慢などが「著しく改善する」ことが報告された。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Cannabidiol can improve complex sleep-related behaviours associated with rapid eye movement sleep behaviour disorder in Parkinson's disease patients: a case series" は、Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics に掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: CBD Mitigates Parkinson's Disease Symptoms
Thursday, 05 June 2014

翻訳:bongyo





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