成長戦略の目玉はカジノよりも「大麻特区」が最適? 週刊プレイボーイ No.47

投稿日時 2014-11-18 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

サル・パラダイス


週刊プレイボーイ No.47 Nov 24th 2014
そーだったのか!?真実のニッポン  橘 玲
成長戦略の目玉はカジノよりも「大麻特区」が最適?


またまた出ました橘氏の大胆発言。

で、その前に今週号のプレイボーイ、陰謀論の特集もしてまして、それがまた面白い。しかし、その中に大麻禁止というのも入れてほしかった。
歴史上、最も古くからあらゆる目的で使われてき大麻が何故、誰によって、誰のために、1937年に禁止されたのか。ねえ。


これこそ、最大級の陰謀論でして、大麻をどこかで体感してどのような影響が出たか経験した者には、いかに政府、マスコミが言ってきていることがでたらめかすぐわかる。
で、その背景はという話は、またサルパラダイスの読みで「大麻草と文化」の感想として近々載せますね。

さて、橘氏の陰謀論、じゃなかった特区の話。
これはすばらしい。大麻が日本で合法化される過程として、法改正をめざして中央に働きかけていくのが正攻法と思われますが、地方から切り込んでいくのが案外近道かもと思います。
まあ言えば、現アメリカもそういうふうに流れてきているわけであります。国としては決して大麻を認めたわけではないんですが、市民の権利として認めろと地方から革命を起こしているといった感じかな。

構造改革特区は、「構造改革特別区域法」第二条に規定される、従来法規制等の関係で事業化が不可能な事業を、特別に行うことが可能になる地域をいうとありまして、まずは「大麻特区」を銘打って、具体的には大麻栽培免許取得をそこでは簡単にする。で、産業大麻の生産を奨励し、衣類、ロープ、食料、油などを特産物とし、ゆくゆくはバイオマスエネルギーにも発展させる。
これは、現行法を変えることなくできることでありまして、合わせて、大麻に関しての正確な知識を市民に対して発信していく。
その後に「医療大麻」、「嗜好大麻」と続けるわけです。

「医療大麻」が欧米で実績を上げており、おそらく近い将来、海外で治療を受けた日本人がその実態を日本に伝え広めれば、日本でも認めるべきとの声が大きくなりますが、その時、いきなり国の方針を変えるよりも、地方で先行しといて、その実績をもって行う方が政府としてもやりやすいと思うのです。

さらには、特区の性質として、それをどこかの地域で設定することにより、その地方を再生させることが主要目的となるわけです。今までの特区にある国際交流特区、農村活性化特区、新エネルギー・リサイクル特区、医療特区、産学連携特区のようなものは、気持ちはわかるが、なんともインパクトがない。特にそれにより大々的にその地方が再生するとは思えないのです。

その点、カジノのインパクトは比類ないけれど、橘氏の指摘する通り、パチンコ、パチスロ、競馬、競輪、FXなど実質ギャンブルが存在している日本の地方で中途半端なカジノを造ってもうまくいかないだろうと思う。

そこで、この「大麻特区」である。うまくいく、絶対に、かなりに。コロラドの現状を見る限り、その地方に信じられないくらいの税収と雇用を連れてくるはずです。
そして、これは、まだ日本ではどこも手をつけようとしてないことなので、今のところ早い者勝ちです。まずは、「大麻特区」を現行法の範囲で申請しておいて、その地方で「大麻特区」を宣言する。時代はその方向に自然に流れていきます。じきにその地方は第二のコロラド、ワシントン州となるでしょう。

ついでに、その企画はそうシステムを作るだけでよく、橘氏の言うようにカジノと違って元手0でできるのです。
地方自治体関係者の方、地方再生請負人のコンサルタントの方、注目です。





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