大麻で逮捕しないでほしいという主張を聞いて、では大麻は何の規制もせずに野放しにしてよいのか、という反問に遭うことがある。
「ダメ。ゼッタイ。」ホームページなどで厚生労働省や財麻薬覚せい剤乱用防止センターが社会に流している大麻についての記述には根拠がないことは、もはや法廷の場でも明白になっている。徒に恐怖を煽るような過剰な記述は、現実との落差もあって、他の記述に対する信用も失う結果を招くだろう。
野放しにするのではなく、ちゃんと管理したら良いと思う。
そのために必要なことは、まず正しい情報を社会に定着させることではないだろうか。そのような意味でも啓蒙的な活動は大麻で逮捕されない社会をめざす上での基調的な意味を持つと思う。
大麻について正しい理解が得られば、逮捕投獄するようなことではないことが分かってもらえるだろう。
大麻の規制緩和として、「酔い」はアルコール程度、「煙害」は煙草程度を求めたい。乗るなら吸うな、吸うなら乗るな、公の場での大麻喫煙は周辺の者が酔っちゃうので禁止。
自家消費用の数本程度は栽培免許を出す。税収にもなる。
そのような規制のあり方で良いと思う。それは野放しとは違う。
誤った情報であることに気づきながら、それを流布することを止めず、逮捕投獄することを止めず、更に輪をかけて取締りを強化することで問題を糊塗しようとする暴君的官僚の罪は極めて重い。
担当の官僚諸君は大麻問題の落とし所を探るべきである。
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