2014年6月12日(木)
ノルウェー オスロ:『治療薬モニタリング』(Therapeutic Drug Monitoring)誌で公表された臨床試験データによると、口腔液内に THC が検知されても、近い過去に大麻に曝されたことを意味するとは限らない、という。
研究者らは、大麻の使用禁止を監視した長い期間にわたり、大麻常習者の口腔液内における THC の探知時間を評価した。試験中、口腔液サンプルは 1 日 2 回採取された。
研究者らは、THC が、大麻に曝された後 8 日の間、被験者の口腔液サンプルに探知される場合があることを確認。被験者らが大麻の使用を再開しなかったにも関わらず、サンプル内の THC レベルは、陰性から陽性まで、結果的にさまざまだった。
研究者らは、次のように報告した。「大麻常習者の口腔液サンプル内のTHCは、摂取後少なくとも 48 時間は探知されると考えられ、サンプルは摂取後 1 週間でも陽性の可能性がある。陰性の結果は、陽性の結果の中に散在し、患者らのうち 6 名に見られた。... しかし、尿中のTHC-COOH 濃度からは、新しく摂取した可能性はないと考えられた」。
そして、次のように結論した。「この研究により、高用量の大麻を頻繁に使用すると、探知時間が長くなること、また、陽性のサンプルが陰性のサンプルに散在しうることがわかる。今回の結果は、口腔液分析から出た THC の結果の解明が必要な際に重要である」。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Detection Time for THC in Oral Fluid after Frequent Cannabis Smoking" は、Therapeutic Drug Monitoring に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: THC Detectable In Saliva For Prolonged Periods In Habitual Consumers
Thursday, 12 June 2014
翻訳:bongyo
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