サル・パラダイス
南日本新聞 3月20日 7面
海外こぼれ話
ペットにも?
この記事によると、米西部ネバタ州の議会で、医療目的でペットへのマリファナ使用を可能にする法案が提出されたそうな。
ふ~むすごい、アメリカではついに犬や猫にまで大麻解禁が及んだかなどと一瞬思うが、ちょっとまてよと。そもそも大麻取締の法律は犬や猫まで対象にしているのだろうかと。
大麻はもともと自然に生えてる草であり、それを犬や猫がたまたまくちゃくちゃ噛んでたりしてても、こらー逮捕するぞなどとやっとっただろうか。
ねえ、なんか考えると、この大麻取締の法律のばかばかしさというか、さらには法律とはどうあるべきなのかとかがまたまた見えてきたりするのですよ、もしかして。
例えばですよ、法律など存在することがない未開の土地の部落があったとします。そんでもって、ルールは最低限あるとします。で、あるとき、Aさんの犬が大麻を加えてかけてきたら、「おーい、大変だ、あの犬、大麻を加えてるぞ。捕まえろ。」などとなりますか?
これがねえ、ダイナマイトとか手りゅう弾とかだったら、そんなことになると思いますが。
あるいは、危険ドラッグで、「あのまま飲み込むと1時間後にドーベルマンみたいになって襲ってくるぞ。」とかなるんでしょうが。
この場合、せいぜい、「まあ大麻なぞ食べたところで、しばらく2、3時間へろへろになるだけだから、ほっとけ~。」くらいのもんでしょう。
おそらく、こういう部落だとわりとそこらじゅうに大麻がはえてたりするでしょうから、こんなことしょっちゅう起こり、これを禁止なぞとすると、この部落の男どもはこのために毎回駆り出されることになり、「あ~もう大麻ごときで、こんなおりにいれるなんて、もう時間と労力の無駄だ、やめようぜ。」となります。
なんか、犬猫でやるとわらいばなしのようになりますが、これが人間でも同じことだと思いますよ。世界が100人の村だとしたらって感じの本が前にはやりましたが、もしそうだったら、「大麻ごときでこんな逮捕なんて、時間と労力と金の無駄だ。」って声がそこら中であがるでしょうねえ。
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