大麻ジュース ー 大麻草の現実

投稿日時 2015-10-20 | カテゴリ: 医療大麻の真実に迫る

記事:ゴーイ・ラビンスキー2015年5月21日

野菜をジュースにすることは、植物性の栄養分やビタミンを摂取しようとする人たちにとって何も真新しいことではない。しかし、患者らの中には、生の、乾燥させていない大麻草の葉や花穂から大きな恩恵を得ている人たちがいる。


大麻ジュースは、大麻草に含まれるカンナビノイドに熱を加えて化学変化を与える従来の喫煙や気化吸入(ヴェポライズ)とは明らかに全く異なるアプローチである。カンナビノイドは、大麻草に酸の形態で蓄えられ、THC-A、CBD-A、CBG-Aと表される。これらの酸が、多くの大麻ユーザに馴染みのあるTHC、CBD、CBGなどのカンナビノイドに変換されるのは、加熱(脱炭酸化というプロセス)の間だけである。

生の大麻をジュースにすると、精神活性作用のあるTHCは消費されることはない。その理由は、単に大麻草の中にはTHCが存在しないからである。したがって、大麻ジュースを飲む患者が強い高揚感を得ることはない。

患者の模範的な回復

カリフォルニア州メンドシノ郡の内科医であるウィリアム・コートニー博士は、大麻ジュースを支持する第一人者の1人である。博士は大麻ジュースのみを使用して、妻クリステンが、全身性紅斑性狼瘡、関節リウマチ、子宮内膜症、自己免疫疾患などの消耗性疾患から克服する手助けをし、悪評を得た。クリステンは、高THC-Aの大麻ジュースを数ヶ月間飲み、多くから副作用を被っていた40種類以上の調合薬を断つことができたのだ。

コートニー博士は、カンナビノイドが脱炭酸化される際に失うと考えられる薬効に注目する。博士は、大麻が、燃やされるか気化される際にその効力の99%を失うと主張する。ドキュメンタリー番組Leafにおいて、博士は、所定量の大麻の葉について、ジュースにすると500〜600mgのTHC-A(THCの精神活性作用のない先駆体)が得られ、それが1日の適切な服用量であり、喫煙しても10mgのTHC(標準服用量)しか得られないと説明。メンドシノ郡在住の患者を対象にした研究を基に、適度な効能を得るには500〜1000mgのTHC-Aが必要だと考える。

したがって、疑問になるのは、熱を加えた不酸性のカンナビノイドに対して、生の、酸性形態のカンナビノイドの効能である。 残念ながら、(大麻に由来する)植物性カンナビノイドと、それらとヒトの体内の内因性カンナビノイドとの相互作用については十分に知られていない。

生の大麻ジュースのみで奇跡的に回復したクリステン・コートニーさんの話は完全な事例であり、普通では考えられない感動を与えるもので、同じような結果を求めて、医療機関はまともに受け止めるべきである。

 

大麻ジュースは実用的か

大麻ジュースの最大の短所は、日常的にジュースにするのに十分な生の大麻草を見つけるのが極めて困難なことだ。医療大麻が合法な州や、販売用や自宅での栽培が許可されている州では、実験的にジュースを作るのに十分な、新鮮なトリム(訳注:花穂などを刈り揃える時に出る葉)を入手するのは簡単なことだろう。なお、原料の大麻草は新鮮でなくてはならないため、乾燥していたり、長い間保管されているような葉は避けるべきだ。

残念ながら、コートニー博士が薦める大麻草の量(1日に大きめの葉15〜20枚と2〜3個の花穂)であれば、ほとんどの患者にとって、定期的に手に入れるのは困難か、不可能なことだろう。自家栽培が許可されている、医療大麻が合法な州でも、3〜6株の大麻草では、それだけの量を賄うことはできない。一般的に、販売用の栽培者や集団農園から大量のトリムを購入している患者らだけが日常的に大麻ジュースを作ることができている。

患者らの中にはコートニー博士のアプローチの妥当性に疑問を持つ人もいる。ある患者は、有効成分について信用できる数値を得るため、ロサンゼルスの研究所に30枚の大きめの葉を送り、分析を依頼した。結果、葉には11.5gのカンナビノイド酸が含まれていることがわかった。しかし、カンナビノイド酸600mgという目標を満たすには、1日1500枚の葉が必要になる。

新鮮な生の大麻を得ることができる少数の患者にとっても、喫煙や気化吸入、摂食から得られる強い高揚感を自ら控えることができるだろうか。喫煙や気化吸入によって大麻から得られる医療的な恩恵は非常に多いというのに、ジュースにすることが本当に実用的なのか、また、平均的な患者(とりわけ、大麻が非合法の州に住む患者ら)にとって望ましいのか。この避けることができない疑問は、研究者らが今以上に、研究用に大麻を使用できるようになってから解けるものと思われる。

 

大麻ジュースのガイドライン

コートニー博士が薦める、生の大麻の収穫方法とジュースの作り方、摂り方は以下のとおりである。
・花穂に腺毛が密集したり、琥珀色にならないうち(熟しきらないうち)に、葉を収穫する。
・ジューサーまたはブレンダーを使用する。洗いやすいという点で、ブレンダーが好ましい。
・1回に作ったジュースは、3日間まで冷蔵庫で保管できる。
・大麻の花穂や葉は、別の野菜と混ぜると苦味が和らぐ。多くの患者らが薦めるのは、人参対大麻で、10対1の割合
・大麻ジュースは毎回の食事と共に摂る。だいたい1日に3回
・1回に15〜20枚の大きめの葉をブレンダーにかける(1日3回分)

CANNABIS JUICING: THE REALITY OF WHOLE PLANT THERAPY
May 21, 2015

翻訳:なみ

訳者コメント:生大麻ジュース、カンナビノイド酸の効果は凄まじいものがあります。これは、ほんとに、早急に大麻の合法化・制度化を検討してほしい。あなたの身の回りの大事な人も、多くが救われることになります。とにかくより早く、深く研究を進めてほしいものです。





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