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 2015年10月15日（木）
ブラジル ベロ・オリゾンテ：「口腔生物学アーカイブ」（Archives of Oral Biology）誌オンライン版で、印刷版に先立って公表された系統的文献レビューの結果によると、大麻の喫煙によって、頭頸部のがんが発生することはないという。
ブラジルのミナス・ジェライス連邦大学の研究者らは、9件の症例対照研究をレビューし、大麻の喫煙が頭頸部がんの発生に寄与しているか否か評価した。報告によると、研究者らが年齢、性別、人種、喫煙の有無などの交絡因子を調整した上で、大麻を使用する被験者には、使用歴がない被験者に比べて同病の発生率が高いことはなかったという。
研究者らは結論で、「この研究の結果から、生涯の大麻使用と、頭頸部がんの発症とは関連性がないことがわかる」とした。
「国際癌ジャーナル」（International Journal of Cancer）誌で昨年公表された6件の症例対照研究の分析では同様に、大麻の喫煙と肺がんには確実な関連性がないことが確認された。一方、「癌予防研究」（Cancer Prevention Research）誌で公表された2009年の症例対照試験の報告では、適度な量の大麻の使用によって、頭頸部がんの危険性が減少するとされている。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ（paul@norml.org）にお問い合わせください。この研究の全文 "Head and neck cancers among marijuana users: A meta-analysis of matched case-control studies" は、Archives of Oral Biologyに掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: Marijuana Smoking Does Not Promote Head and Neck Cancer
Thursday, 15 October 2015
 翻訳：なみ
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