研究:医療大麻法によってカンナビノイドを服用した運転の普及率が変わることはほぼない

投稿日時 2015-11-05 | カテゴリ: NORML News

2014年9月4日(木)

カリフォルニア州サクラメント:「安全研究ジャーナル」(Journal of Safety Research)誌で公表されたデータによると、薬用の大麻の使用を合法化する州法が発効されても、死亡事故の運転手において確認されるカンナビノイドの普及率に増加は見られないという。

カリフォルニア州の車輌関連取扱部局(California Department of Motor Vehicles)の研究者らは、医療大麻法発効後の12の州において、死亡事故に関連した運転手におけるカンナビノイド普及率を評価した。


報告では、ほとんどの州でカンナビノイドの普及率は増加していなかったとしている。研究者らの判定によると、「医療大麻法の発効によってカンナビノイドの普及率が増加していた州は、カリフォルニア、ハワイおよびワシントンの3州だった。(中略)その3州の増加はいずれも段階的なもので、普及率が一旦新しい水準まで増加すると、長い間継続して相対的に停滞したままだった。(中略)普及率が、増加傾向にあるというより段階的な増加をしていることから、医療大麻法によって(中略)患者らが、安定した数に達するまで大麻にアクセスできるようになるのは意図された通りだが、長い時間をかけて新しい大麻ユーザが増えることはないことがわかった」。

結論によると、「死亡事故に関わった運転手らにおけるカンナビノイドの普及率が増加するのは、医療大麻法が施行された州のうちの少数で確認された。さらに、その増加が傾向的なものではなく一時的なものであることから、医療大麻法が結果として運転手の間の大麻普及率には安定した増加をもたらすことがわかる」ということだ。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Changes in driver cannabinoid prevalence in 12 US states after implementing medical marijuana laws" は、Journal of Safety Researchに掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: Medical Marijuana Laws Infrequently Associated With Changes In Cannabinoid Prevalence In Drivers
Thursday, 04 September 2014

翻訳:なみ

これはTHC以外のカンナビノイドも含めているんですね。THC以外に運転に支障があると考えられている成分はあるのでしょうか。

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