研究:大麻を使用するとメタボリック症候群に罹る可能性は低くなる

投稿日時 2015-11-24 | カテゴリ: NORML News

2015年11月19日(木)

フロリダ州マイアミ発:「米国医療ジャーナル」(The American Journal of Medicine)オンライン版で印刷版に先立って公表された研究結果によると、大麻ユーザは、大麻を使用しない人に比べてメタボリック症候群に罹る可能性が50%低くなる。メタボリック症候群は、健康上の重大な影響の中でも、心臓病や成人発症糖尿病などのリスクを高める高血圧や高血糖、不健康なコレステロール値、腹部脂肪などのリスク要因の一群である。


マイアミ大学レオナルド・ミラー医学校の研究者らは、2005年から2010年の全米国民健康栄養調査に参加した20歳から59歳までのおよそ8,500名の被験者からなるコホートにおける大麻の使用とメタボリック症候群の関連性について分析。以下のうち3つ以上の症状がある参加者をメタボリック症候群に分類した。①空腹時血糖値が高い、②トリグリセリドが高い、③HDLコレステロールが低い、④最高/最低血圧が高い、⑤胴囲が大きい。

その結果、大麻を使用したことがない被験者の19.5%が、上記メタボリック症候群の基準を満たした。一方、使用したことがある被験者の17.5%が、また、現在でも使用している被験者の13.8%が基準を満たした。

報告によると、「成人のうち、現役の大麻ユーザは、大麻未経験者に比べて、メタボリック症候群になる確率が54%も低いことがわかった」。とりわけ大麻ユーザの空腹時血糖値の平均は、未経験者に比べて大幅に低く、男性の大麻ユーザの胴囲は、未経験者に比べて大幅に小さかった。

結論では、「この結果から、大麻の使用が社会的に受け入れられ、同時に肥満や循環器疾患、糖尿病の蔓延に直面する際に、この研究結果が重要な意味を持つ」としている。

今回の結果は、大麻の使用と糖尿病マーカーの反比例の関係性を示した過去の観察的研究の結果と一致しており、大麻ユーザが一般的に大麻を使用しない人に比べて、胴囲が小さく、肥満度指数が低いことを示す人口データを裏付けるものである。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Metabolic Syndrome among Marijuana Users in the United States: An Analysis of National Health and Nutrition Examination Survey Data" は、The American Journal of Medicineに掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: Marijuana Consumers Less Likely To Suffer From Metabolic Syndrome
Thursday, 19 November 2015

翻訳:なみ

コメント:マンチー(食欲の増進)はあるけど、消化、排泄を助ける効果があるということなのでしょうかね。過去の私には、便通はよくなるし、とにかく体全般の健康を保てるという実感がありました。





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