研究:カリフォルニア州民の5%が重度の病状に大麻を使用していると回答する

投稿日時 2015-11-30 | カテゴリ: NORML News

2014年10月2日(木)

「この研究は、健康な人々が医療大麻を過剰に使用しているという一般的な意見に反論するものだ」

カリフォルニア州サクラメント発:「薬物・アルコール関連レビュー」(Drug and Alcohol Review)オンライン版で印刷版に先立って公表された人口ベースの調査データによると、カリフォルニア州民の5%が重度の病状の治療に大麻を使用していると回答している。


サクラメント市保健所の研究者らはこのたび、任意抽出された18歳以上のカリフォルニア州民7,525名について、収集された調査データを評価した。データは当初、カリフォルニア行動危険因子調査システムによる電話調査の一環で2012年に集められたもの。調査では、対象者に「重度の病状に大麻を使用したことがあるか」と質問。この研究では、カリフォルニア州における大麻の使用程度を測る調査データを初めて使用した。

報告では、男性の5.7%および女性の4.6%が大麻を医療的に使用していると認めたとのこと。また、そのうち92%が大麻療法でかなりの程度の満足感を得ている。全体では、慢性痛、関節痛、偏頭痛、がん関連の症状の治療に大麻を使用する傾向が強かった(順に31%、11%、8%、7%)。

また研究では、自称医療大麻の使用者は、白人が多く、年齢層では若者が多い傾向にあることがわかった。しかし、研究者らによると、「たとえ若者や白人の層で、それ以外の層よりも大麻を使用しているとの回答が多いとしても、この研究によって、医療大麻がさまざまな層に使用されており、特定の年齢層や性別、人種などに制限されないことがわかる」。

結論では、「(カリフォルニア州の医療大麻法が)重度の病状の治療に医療大麻を使用している病人などの助けになっているのは明らかです。(中略)この研究は、健康な人々が病人だと偽って、その治療に大麻が『必要』だとしながら大麻を過度に使用しているとする一般的な考えに反論するものである」とした。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Prevalence of medical marijuana use in California, 2012" は、Drug and Alcohol Reviewに掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: Five Percent Of Californians Report Having Used Cannabis To Treat A Serious Medical Condition
Thursday, 02 October 2014

翻訳:なみ





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