2015年12月10日(木)
バージニア州ウィンチェスター発:米連邦捜査局とバージニア州警察が提供した逮捕者データの評価によると、大麻所持の州法違反で逮捕されたバージニア州民の数は、2003年から2014年の間に76%増加した。同時期、米国内の同違反逮捕者数は全体的に減少している。
評価研究は、薬物政策連合(Drug Policy Alliance)の依頼によるもので、その結果、バージニア州における大麻所持の逮捕件数が、2003年の13,032件から2014年の22,948件に急増していることがわかった。米国全体では同時期、大麻所持違反での逮捕者は、6.5%減少している。
報告によると、大麻所持によるアフリカ系米国民の逮捕者数は、2003年の4,991人から2014年の10,293人と、106%増加した。2013年の大麻所持による逮捕者の割合は、アフリカ系米国民がほぼ半分(47%)を占めた。アフリカ系米国民は、国民全体のわずか20%である。
米国自由人権協会(American Civil Liberties Union(ACLU))の報告では、黒人と白人の大麻の使用率は同等だが、大麻の所持で逮捕される黒人の数は、白人の約4倍である。
バージニア州法では、大麻の所持は、30日以内の懲役および500ドルの罰金を科される軽犯罪として分類されている。
ACLUがまとめた統計では、大麻所持法の施行によるバージニア州の歳出は67ドル以上に及ぶと見積もられている。
詳しい情報は、NORML事務局長アレン・セントピエールまたは、政治部部長ダニエル・キーン(電話:(202) 483-5500)にお問い合わせください。この報告の全文、"Racial Disparities in Marijuana Arrests in Virginia (2003-2013)" は以下のサイトに掲載されています。
http://www.drugpolicy.org/sites/default/files/Racial_Disparities_in_Marijuana_Arrests_in_Virginia_2003-2013.pdf
Source: NORML NEWS
Virginia: Marijuana Possession Arrests Rise, African Americans Overrepresented
Thursday, 10 December 2015
翻訳:なみ
訳者コメント
大麻禁止法の成り立ちの背景の一つが今だに根強く繋がっているのですね。(これは根拠のない、経験者の持論ですが、)実際大麻が合法化されれば、大麻を使用すると視野の広いものの見方ができるようになることが多いので、人種差別も少なくなるように思います。
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