2016年1月21日(木)
テキサス州カレッジ・ステーション: 『学校保健ジャーナル』(The Journal of School Health)が公表したデータによると、以降の人生で多種の薬物使用を申告する人にとって、アルコールは最初に使用する薬物であるという。
テキサスA&M大学とフロリダ大学の研究者らは、全米の高校3年生2,835名の代表サンプルから得た薬物の使用パターンを評価した。
その結果、若者のアルコールの使用は、タバコや大麻の使用に先立っており、アルコールの使用を始めた被験者の年齢が、後の多種の薬物使用を予測する判断材料として最も有力になることがわかった。
報告によると、「アルコールは最も一般的に使用されている薬物で、多種の薬物を使用しているという回答者の大多数が、タバコや大麻の使用を始める前にアルコールを使用している。(中略)この結果は、アルコールの使用開始が早ければ早いほど、後に違法薬物を使用する可能性が高くなることを示している」。
RAND社などの調査会社が行なった研究では、大麻が後の違法薬物乱用へのゲートウェイ(入り口)になるという考えは却下され、「大麻の薬効が、将来的な他の薬物の乱用に繋がる決定的な証拠はない」と結論されている。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文、"Establishing Alcohol as the Gateway Drug and Linking Age of First Drink With Illicit Drug Use" は、The Journal of School Health誌に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: Alcohol, Tobacco Typically Precede Marijuana Use
Thursday, 21 January 2016
翻訳:なみ
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