パワーの落ちたアスリート 技術の伴わない音楽家が手を染める覚せい剤は病気だ

投稿日時 2016-02-27 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

サル・パラダイス

パワーの落ちたアスリート 技術の伴わない音楽家が手を染める覚せい剤は病気だ
今週の遺言 大橋巨泉

前々から思うことだが、日本のマスコミは本質を追及しない機関なのだなあということ。特に薬物関係では、ほぼ100%そうである。今回の清原報道も覚せい剤をやっていた、法律に違反しているから悪なのであり、反社会者なのであり、糾弾されて当然であるという構図となっている。


で、覚せい剤はそもそも何で悪いのというところは、全く不問です。
せいぜい、時々挙動不審であったとか、暴力団関係者と関係があったとか、そんな周辺事情をちょっと追及しているくらいである。

この大橋巨泉の記事によれば、彼が学生のころは覚せい剤はヒロポンと言う名で、薬局で誰でも買えたのである。試験前の徹夜しても疲れず頑張れるからと先輩に勧められたりするのである。その時代であれば、清原がどんだけ覚せい剤を使おうが、持っていようが、だれも気にしなかったのである。

では、なんで、覚せい剤は悪いとされるのか? 僕が思うに、中毒をはじめとしたその副作用である。しかし、極端に言うと、それすら、決定的な悪とはなりえないと思う。合法な物でも、体に悪い物ならいくらでもある。使うと決めた本人が、それでもそれを使用して気分よくなりたいと思ったならば、その自由を法律で奪うことは果たして正解なのか?

覚せい剤が悪い真の理由は、それを使用して気分変容したものが過去に殺人にいたる事件を多数起こしていることにあると僕は思う。つまり、拳銃の所持が禁止されている理由と同じである。社会平和を守るための防衛である。

さて、大橋巨泉はこの記事で、覚せい剤は大麻とは月とすっぽんほどに違うと言う。彼はマリファナを若い頃使用していた経験から言っており、覚せい剤は使用したことは無いが、ジャズ仲間で使用していたものの様子から実感しているわけである。

先の僕の考えでいけば、覚せい剤は殺人事件につながっているから悪であり、大麻はそれの使用が殺人事件をはじめ、暴力事件につながった例が過去にないので、悪ではないのである。

日本のマスコミで言えば、法律に違反しているので、覚せい剤も大麻も悪であるとなるのだろうけど。それがなんでと、マスコミなら突っ込む役割があると思うのだけどね。





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