研究:CBDオイルは小児てんかんの治療に「非常に有望」

投稿日時 2016-03-02 | カテゴリ: NORML News

2016年2月4日(木)

イスラエル テル・アビブ: 『てんかん』誌オンライン版において、印刷版に先立って公表された臨床データによると、難治性てんかんを持つ子供に高カンナビジオール(CBD)の大麻オイル エキスを投与すると、発作の頻度が軽減するという。


イスラエル人研究者らは、難治性てんかん患者74名の多角的コホートにおけるCBDオイルの効果を遡及的に評価。試験の参加者は、従来のてんかん治療に耐性があり、3カ月以上の間CBDエキスの治療を受けた。評価研究には、イスラエル国の認定を受けた栽培者から提供され、CBD:THC比が20:1になるように標準化されたエキスを使用した。

研究者らは、「CBD治療により、発作の負担に大きな効果が生まれた。ほとんどの子供(89%)が、てんかんの頻度が軽減したと回答した。(中略)また、被験者の行動や機敏さ、言語、コミュニケーション、運動能力に向上が見られた」と報告。

「今回の、児童と青少年における難治性てんかんのCBD治療に関する多角的研究結果は、非常に有望なものである。さらに有望で、適切に策定された、CBD医療大麻を使用した臨床試験が必要である」と結論した。

過去にも、別の遡及的研究および調査で、CBDの投与が発作の頻度を軽減するのに有効であることが報告されている。

米食品医薬品局は2013年、実験的な小児治療において使用される、薬学的に標準化された輸入CBDエキスを希少薬と認めた。『ランセット神経学』(Lancet Neurology)誌オンライン版で12月に公表された非盲検の安全試験データでは、CBD治療を行なう未成年の患者の中で、発作が半数に減少したのは40%に及んだと報告された。そして、「この結果により、CBDは、発作の頻度を軽減し、てんかん治療に高い耐性のある子供や若年層にも十分に安全であろう」と結論された。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "CBD-enriched medical cannabis for intractable pediatric epilepsy: The current Israeli experience" は、Seizureに掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: CBD Oil "Highly Promising" In Pediatric Epilepsy Treatment
Thursday, 04 February 2016

翻訳とコメント:なみ
【関連リンク】CNN医療大麻番組WEED http://youtu.be/WfOP-7ILM38
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