レビュー:カンナビノイドは慢性疼痛の治療オプションとして妥当

投稿日時 2016-03-07 | カテゴリ: NORML News

2016年2月11日(木)

カナダ モントリオール: 『カナダ麻酔ジャーナル』(Canadian Journal of Anesthesia)誌オンライン版において、印刷版に先立って最近公表された臨床試験のレビューによると、カンナビノイドは、慢性疼痛症状の治療に安全かつ有効であるという。


モントリオール大学麻酔学科の研究者らは、1,364名の被験者を対象にした「良質または最良の」26件の臨床試験結果について審査した。試験は、疼痛治療における乾燥大麻や経口摂取用の液状エキス、合成カンナビノイド薬剤など、さまざまなタイプのカンナビノイド製品の使用について評価したもの。

報告によると、カンナビノイドは、神経障害や筋骨格障害、線維筋痛症、HIV、慢性痛の諸症状など、ざまざまな痛みの緩和に有効だという。

結論では、「全体的に見て、この最近の文献は、現時点で入手可能なカンナビノイドは、効き目が穏やかな鎮痛薬として有効で、がん以外の疼痛や、がんに伴う慢性疼痛に対しても、安全かつ合理的な治療オプションになりうることを裏付けるものだ」とされた。

この結論は、『神経免疫薬理学ジャーナル』(Journal of Neuroimmune Pharmacology)誌で2015年に公表された系統的レビューの結論に類似するもの。同誌では、「カンナビノイドは安全で、穏やかな鎮痛効果があり、がん以外の慢性疼痛の治療オプションとして妥当である」と報告されている。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Medical cannabis: considerations for the anesthesiologist and pain physician" は、Canadian Journal of Anesthesia に掲載されています。

Source: NORML NEWS
Review: Cannabinoids Reasonable Option For Chronic Pain Treatment
Thursday, 11 February 2016

翻訳:なみ





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