2016年2月11日(木)
イタリア リエティ: 『脳血管疾患』(Cerebrovascular Diseases)誌オンライン版において、印刷版に先立って公表されたデータによると、大麻の使用により、脳出血(ICH)で入院中の患者らの予後が改善するという。
アルゼンチン、イタリア、オランダ、米国の研究者らの国際研究チームは、不随意のICHを罹患した725名の被験者らのコホートにおける人口統計学的傾向と予後について評価。大麻(カンナビノイド)検査で陽性の被験者は、陰性の類似対応群に比べて、入院時に「ICHの症状が穏やか」であり、退院時の障害が軽いと報告した。
過去には、前臨床および観察試験データにより、カンナビノイドには神経保護的活性があることがわかっている。特に、2014年のカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究では、入院時の検査で大麻に陽性となった外傷性脳損傷患者は、陰性の患者に比べて、生存率が高いことが報告されている。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Prior cannabis use is associated with outcome after intracerebral hemorrhage" は、Cerebrovascular Disease誌に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: Marijuana Linked To Better Outcomes In Brain Injury Patients
Thursday, 11 February 2016
翻訳:なみ
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