第4回公判 証人訊問 岩下竜也警察官(弁護人訊問)

投稿日時 2015-09-04 | カテゴリ: 白坂裁判

第4回公判 証人訊問 岩下竜也警察官(33歳)



弁護人
まず,事件当日の白坂さんの自動車を発見する前の時点でのことをお聞きしたいんですが,先ほどフォレスターが来たからと,追尾して声かけをしたんだというお話でしたが,そうすると事前に白坂さんという名前とか,白坂さんがフォレスターに乗っていること,あるいはフォレスターの登録番号とか,そういったものは事前に情報としては聞いていたんですか。

はい。

今回の事件関係者で桂川さんという方も天平の森の施設で現行犯人逮捕されているんですが,その方についても事前に情報は聞いていましたか。

はい。

どんな情報を聞いていましたか。

駐車車両としてあったということで,その車両の使用者として名前が挙がっていました。

職務質問のために現場で待機する以前に聞いていたということでよろしいですか。

はい。

次に,白坂さんの自動車を発見後に追尾した状況についてお聞きしたいと思いますが,あなたが白坂さんの車を最初に見かけたときはあなたが乗っていたパトカーはとまっていたんですか。

はい,とまっていました。

道路との関係でどのような位置関係でとまっていましたか。

道路脇の駐車場というか,ちょっと広くなっているところにパトカーをとめていました。

パトカーの向きとしてはどのような方向を向いてとまっていましたか。

道路に向けてとまっている状態でした。

そうすると,施設からおりてくる車を正面に捉えるような位置関係なんですか。

道路,そこ道路の施設のほうに向かっていくとカーブがあるので,おりてくる車としか認識はできません。

おりてくる車を捉える位置にあったということですね。

はい。

白坂さんの車を発見した場所,道路の制限速度は何キロかわかりますか。

制限速度はわかりません。

例えば通常現場のような道路では大体どれくらいの制限速度になっているんですか。

山道ですので,30キロ程度ではないかと思います。

あなたから見て,白坂さんの車はどれくらいのスピードでおりてきたかわかりますか。

私はちょっと速いと思ったので,50キロぐらいではないかなとは思います。

見ていて危険だなと感じるくらいのスピードですか。

速かったと思いました。

それから,あなたのパトカーは白坂さんの車を追いかけたと思うんですけども,そのときはパトカーはどれぐらいのスピード出していたかわかりますか。

追いつくために60キロ程度出ていたのではないかと。はっきりとは覚えていませんが。

そのときにサイレンは鳴らしましたか。サイレンは鳴らしておりません。

あなたが白坂さんの車を発見してから車載マイクで呼びとめるまでの道なんですけども,それは直線でしたか。

直線ではありません。天平の森からおりてきた道と太い道がぶつかっていますので,直線というわけではありません。

例えば何回ぐらい曲がる,カーブがあるとか,そういった点ではいかがでしょうか。

カーブ何個あったかというのはしっかり記憶がありません。

次に,白坂さんの車を呼びとめてからのことをお聞きしますが,太田部長から免許証の提示を求めた後に,白坂さんは任意捜査であれば運転免許証は見せないという趣旨のことを答えましたか。

いや,そういった答えを聞いたという記憶はありません。

具体的にはどんな答え方をしたんでしょうか。

最初の免許提示を求めたところ嫌だと言ったと記憶していますが。

その後白坂さんは,友人の自宅に行きたいので,立ち去りたいと言いましたか。

その直後ということですか。

いえ。直後というわけではないです。その職務質問中です。

私も交通整理をしたりしているので,聞いていないというところです。

あなたから白坂さんには所持品検査をさせてほしいとか,車両内を検索させてほしいとか,そういった話は直接はしていないですか。

直接はしておりません。

ただ,太田さんのほうからそういった話を,説得をしているというのは知っていましたか。

はい。

その職務質問中に白坂さんが弁護士に電話をしてその弁護士と捜査官の方が電話で話したというようなことはありませんでしたか。

私が知っている限りではしていないと思います。

例えば宮坂さんとか,ほかの警察官の方が白坂さんから白坂さんの携帯電話を受け取っているような,そういったことは目にしていませんか。

そういったところ特に見たという記憶はありません。

白坂さんの職務質問中に太田さんがそろそろ行かせてもいいんじゃないかというような話をしたことは聞きましたか。

特に言ったという記憶はありません。

仮にそういう話があっても,交通整理をしていたので,聞いていないということなんでしょうか。

それは太田部長がほかの人に言ったということでしょうか。

そうです。警察官の方どうしで例えばそういったやりとりをしていたとかなんですが。

そうです。交通整理を実施していれば聞けないですし,私は太田部長の横にいたときは,特にそういった話はしていませんでした。

応援の3名の方が到着して交通整理を始めたところについてお聞きしたいんですけれども,先ほどちょっと図面で描いていただいたとおり白坂さんの車の前方のほうで反対車線側に立って交通整理をしていたというお話でしたけれども,ちょっと確認なんですが,白坂さんと3名の応援の方の交通整理をしていた場所の聞が大体10メートルぐらい離れていたんじゃなし、かということでよろしいですか。

そうだと思います。

イメージとしては直線距離ということですか。

はい。

先ほどのお話の中で,通常職務質問の場合には車両の前には受傷防止の観点から立たないようにとの指導があって,今回も立っていないというお話でしたが車両前には一度も出なかったですか。

私は前には出ておりません。

ほかの方についてはいかがですか。

前に出たかどうかというのはしっかり見て,これが出たという記憶は特にありません。

次に,今度は天平の森の施設に向かうところの話を伺いたいんですけれども,先ほどの話の確認ですが,交流センターに戻るときには捜査車両,パトカーというのは,いずれも白坂さんの車の後に続いていったんですか。

はい,そうです。

天平の森の施設の駐車場に着いてからのことなんですけれども,岩下さんが駐車場に到着した後,その後はどうされましたか。もうすぐに別のところに行ったのか。

すぐにと・・・・。

パトカーが到着した後に,具体的にパトカーの中に乗車していますよね。

はい。

駐車した後おりて,それから岩下さんはどうされましたか。

おりた後,誰だったかははっきり思い出せませんが,ほかの者の任意向行ということを命ぜられたので,被告人のことに関してはわかりません。

それでは,岩下さん自身は駐車場内で白坂さんの車両に近づいたりとか,そういうことはしていないですか。

はい。

あなたが安曇野署に戻ってからのことなんですがp先ほどの話だと●●さんを任意同行して安曇野署に戻ったということになりますか。

はい。

その後は,●●さんの取り調べそのものは別の方が担当したんですか。

はい,そうです。

岩下さんは,任意同行した後は警察署のほうでは何をされていたんですか。

待機をしていました。

岩下さんが待機していた場所は取調室と同じフロアですか。

1階の地域課に戻っていたと思います。

そうすると,違う階にいたんですか。

はい。

最後に1点質問をしたいんですが,少しちょっと時系列が戻ってしまうんですが,白坂さんを路上で職務質問をしていたときなんですけれども,そのきに太田さんとかほかの警察官の方から,その場で白坂さんの車を捜索する令状をとろうとか,そういった話はされましたか。

特にしているという記憶はありませんでした。

(岩下竜也警察官への訊問了)





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